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公開前からずっと見たい!と思っていたこの映画。
やっと見てきました。

なんとも不思議な感覚に襲われる映画でした。
すごい出来の映画なんだけど、感想は?と問われると
困ってしまうのだ。

私が見た映画館は若者で満杯で、見終わった後
「なんか考えさせられちゃった」なんて頭が軽そうな(失礼な
表現ですみませんが)カップルがあちこちで語り合ってましたけど
意地悪な私は「ほぉ、何を考えたんだか、ほれ、言ってみい?何を
考えたんだい?」とつっこみたくなってしまいました。

「考えさせられる」なんて、まあ、そりゃ、ずいぶん
自分を買いかぶってるってもんです。この映画をみて
我を振り返って考えることができるのは、
孫正義、スティーブジョブス、五嶋みどり などなど、
そらおそろしい才覚があり、それゆえ、ちょっと尋常の人とは
違う孤独を抱えなければならない、そんな、ごくごく少数の人だけでしょう。

というのも、この映画、よくある、
大富豪になったとたんに、孤独になる、とか、小さなあたたかな
幸せがすり抜けていった、とかそんな単純な話じゃないんですよね。
とにかく今までのサクセスものと違うのは
そもそもスタート地点で普通だったらそこそこ満足するような
優秀なエリートなわけですよ。
ただ、エリートの中にあっては優秀さのわりには目立ってないし、
友達も少ないし、女の子にももてないってそれだけ。

名声を手に入れたところで、
ちょっと注目されたり女の子にちやちやされたりも
するけど、彼自身だからって浮かれたりはしないんですよ。
以前と同じように無神経だし、同じように勝手で
同じように人に心を開かないもんだから、
特に友人が増える風もなく女の人にももててる風もなく
成功前も成功後もなんだか孤独。

つまり、冨を得たところで彼自身そうそう変わってないんですよ。
よくも悪くも。
それは、彼の類まれなる才能と、普通ではありえない
不器用さゆえ、なのですね。
凡人はその凡人からは想像できない、一人の天才が瞬く間に
一大事業を作り上げるそのプロセスに息をのんで、それで
終るしかないんでは、と思います。

ということで、変な道徳観をもりこまず、この類まれなプロセスを
そのスピード感にこだわって作りこんだ制作陣にただただ拍手の映画です。

今日のBGM
愛のテーマ
毛皮のマリーズ

こっぱずかしい歌詞を若造が堂々と
歌い上げてるとどうも気恥ずかしい今日この頃ですが
これくらいひねた感じで歌ってくれれば、ま・・いっか、
と思えてしまったりもしますかね。
これまた好きな世界ではないけどね。
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テーマ : 映画館で観た映画 - ジャンル : 映画

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