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総会屋錦城

総会屋錦城

昭和30年代、第二次世界大戦の記憶がまだ生々しい時代の
短編。
総会屋、法律ぎりぎり、精神的にもぎりぎりなところで
働く商社マン、交通事故のお詫びのときだけの重役
通称事故専務・・・・
読後思わずため息が出てしまう、働く男達の物語。

右肩あがりの成長は終った。
これから知恵を出さねば成長はしない

表現は多少違えども、常にあちこちでこの手の言葉は
語られ、聞かされ、そのたびに
ああ、難しい時代になったものだ、とついついため息が
出てしまうことが昨今多かったのですが
この本を読んでからは今の時代は
「知恵さえ出せば、その気になれば
人間らしい生活を営める」時代ともいえるのだなあ
と思いなおしました。

派遣ぎりなど、弱者に冷たい社会とよく言われますし
実際にまだまだ保護するべき対象へのフォローが弱い
部分は否めません。
まだまだかなり無理のある働き方をしている会社は山とあるけれど
労働基準法、労働安全衛生法、下請法・・・
その昔には泣き寝入りするしかなかった管理者から
労働者への非人道的な仕打ちも、法律で厳密に
禁じられるようになり、過労死などという言葉も常識になり
会社も長時間労働をきっちり管理がなされるようになりました。

少なくともこの小説に書いてあるような過酷、非道な対応は
リスキー、原則禁止な行動であることを教育徹底する会社も
増えたのではないかと思います。

ひどいことをひどいことだといえるようになったのは
古今東西の労働者のふんばりと訴えのたまもの。
先人のがんばりに畏敬を抱きつつ
私たちも後人のために、おかしいことはおかしい
と声をあげながら知恵も絞る、そんな働き方を
していかないといけないなあ

とまじめな物思いにふけさせられる、そんな本でした。

今日のBGM
ショパン 雨だれ(演奏者不明)
いわずと知れた名曲ですね。
夏の豪雨というよりは初秋の雨を感じさせる
メロディー。
ああそろそろ秋ですね。
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