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ロジックゲーム~劇作家8人による~

ロジックゲーム劇作家8人による

渡辺えりこ、三谷幸喜、如月小春といった人気劇作家が各自の演劇観を
語っている本。帯は「演劇論集」となっていますが
「論」というほど堅苦しくはありません。
観衆をひきつける売れっ子たちの筆によるものですから
どれもなかなかおもしろいです。

一番考えさせれたのは成井豊氏の一文。
成井氏は、演じるにあたっては、別の人物を演じるのではなく
どんな人物にでもなれる自由な自分でいる必要がある。
そういう状態になるのはもちろん簡単なことではなく
自分を信じてその奥底までをさらけ出さなければならず
役者が自分の奥底をさらけ出すには、役者に立ち向かって
ダメな部分も含めて認め、ダメな自分がどれほどすばらしい
輝きをもっているか見つけるプロセスが必要、と彼は説きます。

そういったプロセスはもちろん容易なものではなく、
演者と演出家がかなり本気でぶつかりあっていかなければ
ならない。それはハードなことだけど、でもそれは非常に
感動的なプロセスであるようです。

そんなプロセスを日々踏んでいる成井氏はたとえば友達から
相談をうけたとき、どう応えるか?と読者に説きます。
「自分で考えろ」というのか。その答えで本当に友と
向かい合っているのか?
成井氏は読者に本中で説いていました。

うーん、私は友達だから=すべてをさらけだすべし、
とことん向かい合うべし、とはあんまり思っていません。
また自分とは違う意見を持っていても
それを正すべし、ともよほどのことがない限りは思いません。
だって、たいてい、正解なんてどこにも転がっていないものだもの。
仕事では、会議やら調査やらで決まったことを「正解」としてるけど
それすら本当は正解なのか、はだーれもわかっちゃいなく
決めないとことが進まないから仮に決めている、だけの話。

だから成井氏の考えは正直しっくりきませんでした。
ただ、彼の問いかけにより
自分がよしとする人間関係の築き方ってどんなもので
どうしてそういう考えに至ったのか、を考えるよいきっかけに
なりました。
また、そうはいっても、たとえ相手にその一瞬はいやな顔をされても
相手の考えにNOを言わなければならないこともあるはず。
なにが友人にとってベストなのか、はいつも考えていないと
いけないんだろうな。

ということで
演劇の話だけではない、自分の人生観?なんかもちょっと振り返れる本、
といえそうです。

今日のBGM
Heart of Rock'nRoll
Huey Lewis and The News

ヒューイさんたちの曲の中でまさに基本中の基本
といえる曲。
曲の冒頭を「心臓の鼓動」にしようと思いついたのは
メンバーのうちの誰だったんだろう?
この鼓動がまさにライブへの期待をうまく象徴して
います。



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劇作家8人によるロジック・ゲーム

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