甦る教室



学級崩壊にいたったクラスをタイトル通り甦らせる先生に、教え子のライターがインタビューしながらその極意をひきだした一冊です。

学級崩壊を甦らせる、なんて聞くと金八先生よろしく熱血先生の熱いエピソードてんこもり、なのかしらと思いきや、もちろん熱心で細かいことまで心配りをしている様子はわかるものの、子どもたち自身に目標をもたせ、考えさせ、それを表現させること、そして、各自の成長を先生と、まわりの友人と双方からの「ほめ言葉のシャワー」で実感させることが軸になっています。つたり、生徒に教師はよりそってはいますが決して一方的にリードしているばかりではない訳です。

一方でそうしたほめ言葉のシャワーで自信を回復させていくだけでなく、公の世界で守るべきラインについてはゆるがない厳しさをもって接している様子も見てとれます。公の世界におけるルールについては子どもの理解力よりはとちらかというと保護者の理解不足の問題の方がよほど深刻であることも読み取れます。
もっともその課題はいわやるモンスターペアレンツという名称であちこちでいまや話題になってる訳ですが、先生はその問題を嘆くだけでなく、その要因まで分析しています。保護者たちもこどくなのだ、と。誰からも自分たちの視野の狭さや常識のなさを指摘されず、考えることもなくきているのだ、と。

ということで書いてある内容は実はごくシンプルです。菊池先生だけでなくどの先生もやられている内容もタスクだけ見ればあるかもです。
しかしあたりまえのことを、きちんとやり抜くことが難しいのはどの世界においても同じこと。あたりまえのことをやり続け、深め続けることの大事さと偉大さがよくわかる一冊といえましょう。

今日のBGM
No no yeah/Go go yeah
サザンオールスターズ
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テーマ : 読んだ本 - ジャンル : 本・雑誌

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