石原慎太郎を読んでみた



読み始めた当初はほぼb5くらいの大きさの新刊350ページもの大作なだけに、うーん、最後まで読み通せるかしら?と少々及び腰だったのですかいやいや中々の面白さであっという間に読み終わってしまいました。。一年かけて栗原裕一郎さんと豊﨑由美さんが石原慎太郎の小説を読み、その評価を対談、合間合間に栗原氏中心に対談に関連したテーマの解説を挟んでいきます。

一冊も読んだことのない作家の小説についての対談をこんなに面白く読めるのは、栗原さんと豊﨑さんがプロの批評力をもっていて、かつ小難しくなりすぎずあらゆることを面白がる力をもっているから。そしてやっぱり石原氏のあの強烈なキャラクターを小説の文書の行間に感じられるからでしょう。
とにかく徹頭徹尾自信満々なのだ。どんな文章でも、この本でいうところの『すっとこ小説』でも。
これが誰からも見向きもされないものだったら滑稽を通り越して憐れでしかありませんが、批判であれ賞賛であれ世の中に注目はされ続けているわけでそらは、この本の最後の対談でも触れられていましたが、ほんとうに稀有、いや唯一無二かもしれません。

この本を石原氏に読ませてみて、豊﨑さんと対談、なんて企画が出てきたら面白くなりそう、と思ったらやはり同じことを思う編集者はいるようで婦人公論で実現していたみたい。読みたいなあ。。

今日のBGM
Sound of silence
Simon&Garfunkel
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