プリズンガール

プリズンガール

年末の書評でもブログアップを予告していたこちらの本。
書いてある内容は深刻ですが、心がどよんと重くなることもなく
すいすい読み進めることができる不思議な本です。

おそらく彼女は自分の罪を軽く見てる
わけではないと思うし、格段刑務所にいたことを喧伝するつもりも
ないのだろうけど、それでもこの経験を残しておかないのは
もったいない、という思いで一気に書き上げたら本になった
そんな感じの本です。実際彼女はこの後筆の世界で生きていく
つもりもさらさらない模様。まさにこのよい方にも悪いほうにも
転がるお気軽さが今様、なのでしょう。

刑務所という特殊な環境はそれだけでいろんなネタの宝庫で
刑務所内のシステムだけでも相当不謹慎ですが入ったことのない
人間からすれば、興味深いわけですが、この本の醍醐味は
そういう「刑務所あるある」ではなく、刑務所という特殊な環境に
ありながら、いや特殊な環境で言葉を選ばずにいえば
末端にあるからこそ見えてくるアメリカに横たわる「貧」の問題が
ずんっと見えてくるところではないかと思います。

こういう経験をこういう軽いタッチで描くことに賛否両論うずまきそうな
気もしますが、読んで損はないと思います。

今日のBGM
Irresistible
Fall out Boy
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