流星ひとつ

流星ひとつ

藤圭子と沢木耕太郎氏の対談集。
藤さんがお亡くなりになった後出たもので、
5時に夢中で中瀬ゆかりさんが熱烈紹介していたもので
アマゾンで購入しました。

中瀬さんは新潮社のお部長様ですので、自社の本を薦めるのは
むべなるかな、ですがなんというかその薦め方は
自社の本だからというのではない、ほんとにこの本を読み逃す
のは損というオーラが彼女の背中からめらめら燃えていたんでいちか
ばちかで購入。

正直、なんで衝撃的ななくなり方をした直後にわざわざ出すんだよ
という思いも買っておきながら勝手ないいぐさですが、ありました。
いってみれば中瀬氏のオーラに私はかけたわけですが
読んでわかりました。
これを出さないのはもったいない。

藤さんの「関心がない」ように見えて奥に燃えている「音楽への愛」
人であれなんであれ、好き嫌いは激しそうではあるが
実に冷静に人のことも自分のことを振り返ることもできている。
不器用だけど、頭がいい人なんだ、ということもよくわかりましたし
なにより、話を進めていくうちにどんどん明らかになる
音楽に対する本能と、プライドがすごいです。
ただ単に気まぐれで引退したわけではなく、彼女の中で
無意識に芽生えたプロ意識が彼女を引退においやった
こともよくみてとれます。

たら、ればは言ってもせんないことだけど
そうはいっても彼女に彼女の才能に勝るとも劣らない
名マネージャーがいたならば、
本物の音楽番組を作ることのできるプロデューサーがいたならば
彼女からさらなる大人の歌謡曲を引き出すことができていたかも
しれない。それはどれだけ珠玉の作品だったろうと思うと
運命のいたずらをただただ嘆かずにはいられません。

今日のBGM
Litttle Lies
FleetwoodMac
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