父吉田茂



吉田茂の娘にして麻生太郎の母、つまり父と息子が総理という世にも稀なる運命をたどる麻生和子さんの著書になります。

時系列なようなそうでないような、筆が進むがまま書き進めた感のある著書、エピソードがいったりきたりするので頭の整理は大変ですがかかれているエピソードが興味深くかつ文章にパワーがあるものだからあっと言う間に読破できる一冊です。

大学受験の頃、受験科目に日本史を選んだものの覚える量の多さに閉口し、勉強を先送りにした結果、どう考えても全ての時代と分野を網羅していくことはいかんともしがたくなり文化史は捨て、古代平安の時代もパス、室町から近現代にしぼりかつ近現代史に力をいれなんとか卒業した大学に滑りこんだ訳ですが受験勉強とはいえ近現代史は実に面白く、勉強していながら勉強という気がしなかったのを覚えています。今暮らしている東京にゆかりの史跡がたくさん残っていること、今と今までのつながりが他の時代よりも、当然にわかりやすく視野がパッと広がる感覚がたまらなく覚えようとさほど思わなくてもどんど?頭に入っていく感じでした。

そんな学習を経て、未だあらゆる立場の人がいろんな視点で語るアジアと日本の歴史と文化の本、さらにここ近年の世界大戦に対するチャーチルの著書、城山三郎氏の広田弘毅氏についての著書などを経てこの本を読むといびつだったりどこかでポツっと切れていた歴史観の糸がまだまだ私の知識量からするとか細くこころもとない細さではあるにしても私なりの1本の糸が出来上がっていく感じがしていくのが面白かったりします。

この本もその例に洩れませんが、もうらひとつ面白かったのは人の意見におもねず、ある意味勝手気儘ぐらいの人の方が大きい仕事をするのだろうな、ということ。吉田茂みたいな人が直属の上司だったり家族だったりしたら大変で仕方がないけど気がつけばよくも悪くも事態は変えているはず。ああいう個性的な人に着実な職人タイプの部下や家族がいてものは進んでいくんでしょう。いつもいつもそんな刺激てきである必要もなく安泰にすごしてそれでいい時代、環境もあるわけで今はどういう人が先頭に立つべきなのか、どんな人がどんな風に支えていくべきなのかを歴史を参考にしながら考えていくと面白いし、流れに任せながらもある程度意思をもって決めていくことができそうな気がします。

My other ximenia
Huey Lewis and The News

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