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残花亭日暦

残花亭日暦

別にそういう本を選ぼう、と思ってるわけでもなく
田辺聖子さんの全集を選んだらこの本も入っていて
そしたら、それが有名なカモカのおっちゃんを看取った
頃のエッセーだったという不思議。

しかしながらこれはお涙ちょうだいなエッセーではありません。
もちろん、亡くなるに至るまでの寂しさや悲しみも書かれていますが
人気作家ゆえの殺人的なスケジュールの慌ただしさ
その合間合間に口にするちょっとした食事のおいしさ
日常会話のちょっとした駆け引きの面白さ が際立っている本です。

最期の方にこんなくだりがあるが、これこそがこの本の
本筋である気がしています。

人は往々にして<ああもう死んだ方がましや>と嘆じたりするが、
なるほど、死は安らぎなのだということを発見する。
”神さん”に<ハイ、そこまで>といわれるのは
<苦役解放>であろう。
いまの私なら、<ハイ、そこまで>と声がかかると
<待ってました>と躍り上がるかもしれない。
そして彼自身も<ハイ、そこまで>といわれたら<やれやれ>
というかもしれない。現生はすべて苦役であろう。
うれしいことも得意なことも順運、幸運、みな一種の苦役かも
しれない。しかし、彼といた時間の苦役のなんと楽しかったこと。


こんな風に思える夫婦っていいですね。
ありきたりな言葉だけど本当にうらやましい・・・。

今日のBGM
Show me whre it hurts
Jeremy Jordan
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