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ほととぎすを待ちながら

ほととぎすを待ちながら

スポンサーサイトがアップされるぐらいご無沙汰になってしまいました。
再開の1回目は、田辺聖子さんの書評 の書評。

田辺さんの小説の行間からは、とてつもない読書量と、興味関心の広さが
伺い知れましたけど、書評でそれが裏付けされた感じ。
ここで取り上げられている本は、知る人ぞ知る、まではいかずとも
たとえば日本で一定の教育をうけてきた人なら、書名や一定のストーリーは
知っている、という本、というよりは、作家の名前を知らなくはないが
読んではいない、という人がほとんどのような、ひとひねりのある作品が
ほとんど。

そんな中で唯一、私が読んだことがあった本は
林真理子さんとミヤコ蝶々さんのエッセー。
林真理子さんについては、まだ直木賞受賞前で小説を書き始めたばかりのころの
小説を田辺さんは手に取られています。おそらくこの書評を田辺さんが書かれた
頃は林さんはまだ作家としてはデビューしたてで、作家としての才能については
世間は懐疑的だったころのはず。
そんな中で田辺さんは林さんの現実把握力と、自身を客観的に見て笑う、その
才能をきちんと評価していらっしゃいました。

ミヤコ蝶々さんのエッセーについてはそうかやはり田辺さんは評価されたか、
という感じ。
彼女はいわゆる公教育をきちんと受けてこられず、文字もあまり読めず
のちに夫となる南都雄二さんに「これ何という字?」と聞き続けた結果
彼の芸名は南都雄二になった、くらいの教育レベルなのですが
文章は起承転結がきっちりしており、でもロジカルになりすぎず
感情の起伏が激しすぎず、でもちゃんと読者の心根をゆさぶる適度な
距離感で読者に迫ってくる名コラム、なのですが、田辺さんもその
文章力・・・というより文章力を作り出している蝶々の分析力を
絶賛していらっしゃいました。

田辺さんの書評を読んで、読んでみたいな、と思った本としては
ローレンバコール「私一人」
曽野綾子「天上の青」
かな。

今日のBGM
handle me night
堂珍嘉邦

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テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

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