姥ざかり

姥ざかり

こんなばあさんがいたらまわりはたまらんわな、と思う
船場で一旗あげた老女を主人公にした小説。

まわりはたまらん、のだけど、こんな風に毎日忙しく
楽しく過ごせたらいいよなあ・・・。
いいよなと思えるのは、ただ単にわがままをまき散らしている
だけのばあさんではないから。
若いうちに苦労しながらもやるべきことをきっちりやりきり
老いるとはどういうことか、もわかりつつ
今の人生を謳歌しているのが実にかっこいい。

ああ有難い、と目も鼻もなく有難がってるというのは生命力の
希薄な証拠。ただし、私はいまの暮らしに満足し幸せなことだと
思ってるがしかし、これは私が一生懸命働いてきた成果だから
当たり前のこと。誰に手を合わせるというものでもない

えらい月は、誰でも当番でくるのや、町内会で「掃除当番」
という札がかかりまっしゃろ。マンションでもゴミ集めの日の
掃除当番になってるとこありますがな。えらい月もそうやって
当番制や。


いろんな人と出会って、時に助けたり助けられたりしていくのは
当然として、幸せは人から与えられるものではなく自分で作っていく
もの。そういう価値観で人生を懸命に生きてきた人は潔いし
説得力があります。
こんな強烈なキャラのばあさんになっちゃうのも、どうかとは
思うけど、でもこんな風に生きていけるなら
老後も悪くないな、と単純に思えてしまう小説です。

今日のBGM
HANABI
Mr Children







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