図書館の神様

図書館の神様

なんとも不思議な1冊です。
核になるエピソードは結構深刻。
でもそのエピソードはあくまで添え物であって
むしろ、主人公の日々の地味な生活と、ちょっと浮世離れした
登場人物が軸。
特に主人公の弟と文芸部部員の生徒が秀逸。

きっぱりさっぱりするのは楽じゃん。そうしてれば正しいって
思えるし、実際間違いをおこしてない。だけどさ、正しいことが
すべてじゃないし、姉ちゃんが正しいって思うことがいつも世の中の
正しさと一致するわけでもないからね。


文学を通せば何年も前に生きてきた人と同じものを見れるんだ。
見ず知らずの女の人に恋することだってできる。
自分の中のものを切り出してくることだってできる。
とにかくそこにいながらにしてたいていのことができてしまう。
のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えてどこでもドアで
世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に
飛んでいく。僕は本を開いてそれをする。


ストーリを語るのはちょっと難しいんだけど
こういうさりげなくも素敵なせりふがここかしこに
ある素敵な小説です。

今日のBGM
Longest Time
Billy Joel

峠(っていう言い方は失礼だけど)は超えたころの
作品だけど、この曲とThis Nightは
さすがな一曲だよな~と思います。
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テーマ : 読んだ本 - ジャンル : 本・雑誌

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