ルドルフブッフヒンダー リサイタル

すみだトリフォニー大ホールでおこなわれたルディのリサイタルに行ってきました。
巨匠の割にはリーズナブルなお値段で構えずに行けるのもなかなか。

1曲目は悲愴。これはちょっとテンポが(私には)速すぎて荒すぎたように
感じましたが、ビリージョエルのThis Nightでもおなじみの2楽章はさすがの
深さで感動的。

2曲目はいわゆる熱情。もっとも当日のプログラムで「作家が名づけたわけでもない
わけのわからん名前で曲をよぶべきではない」というピアニストからの
苦言もあったので正式名で。ソナタ第23番ヘ短調作品57.
こちらはルディ独特の迫りくる大音響が響き渡ってさすがの迫力。
悲愴よりもこちらの拍手の方が大きくて、聴衆の皆さんもわかってらっしゃる
という感じ。

休憩をはさんでシューマンの練習曲。
これは・・・すばらしすぎ。
3曲目にこれを持ってきた彼のこだわりが演奏にすべて
あらわれていたような。シューマンといえば私の中では
なんとはなしに繊細でやわらかい、楽曲の印象があったのだけど
こんなに音が立つというか、迫力のある音楽にも仕上げられるんだ
ということを見せつけられた感じ。

アンコールは
シューベルト/即興曲第2番 変ホ長調 D899
J.シュトラウスII世=グリュンフェルト/ウィーンの夜会
  (喜歌劇《こうもり》等のワルツ主題による演奏会用パラフレーズ)

シューベルトの即興曲第2番については私自身はにがーい思い出がありまして。
小4でこの曲を教室の演奏会で弾くことになったんですけど
小4といえば、今思うと自我が芽生えるころですよね?
それまで演奏会で緊張するなってことがなかったのに
すっかり緊張しちゃって、指が震えまくり音をさんざん飛ばしまくり
子供心に「やっちゃった・・・」感満載のひどいできで終わってしまい
呆然としたのでありました。

ま、さすがに今やこのトラウマも自分の中でも「いい経験」として蓄積され
ある意味感慨をもって聴ける一曲になったのですが、ここで巨匠からこの曲を
聴けるとは!

最後のシュトラウスは楽しく華やかで最後を飾るにふさわしい一曲。
ああ楽しかったなあ、という思いで演奏会をしめくくることができました。

巨匠の演奏会は時に期待が大きすぎてがっかりすることも多いです。
正直悲愴はがっかりだったけどほかはさすが。
さしひきすると期待どおり、な演奏会でした。







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