真のプロへの道

プロといって人が思い浮かべる人はどんな人か。

結果と結果を出すプロセスで、通常の人ではやりきれないことを
やりきり続ける人、が私の中でのプロのイメージ。

そのイメージにぴったり、なプロセスを見せてくれ見事な文章で
まとめているのが4月10日付日経の「スポートピア」の
工藤公康氏。ご存知40すぎてもまだなおプロの世界で一定の
役割を果たし続けた彼です。
まさにこれこそプロ、なプロセスが語られています。

しのごの言わずに彼の記事をそのまま引用したほうが
そのすごさがわかる気がするので引用します。
西武からダイエーに移籍し、彼は勝利への執念が足りず
かつ技術もないチームメートに愕然とするとともに奮起します。
当時の王監督は当時若手の城島捕手を育てたいという思いが
あったのですが、しかし・・・

だが若い彼はただミーティングで言われた通りにサインを出しているだけ。
リードとはいえず、捕手としての意思もない。
これではまずいと思った。自分が配球まで考えないと、城島にアドバイス
すらできない。私は西武時代からのすべてのビデオを引っ張り出しては、
毎日見直した。研究したのは打者の見逃し方、ファウルの打ち方、右打者
なら右方向への打ち方など。実際の試合で試しながら失敗と成功を繰り返す
うち、打者の狙い球を「感じる」ことができるようになっていった。プロの
壁をまたひとつ乗り越えられた気がした。
野球とは不思議なものだ。球が速ければ勝てるわけではないし、遅いから
負けるわけでもない。プロとは集積した知識と経験をどう生かすか、なのだと
悟った。
経験値は打たれたときや負けたときの方が上がる。失敗を反省し、ノートに
付け、どう次につなげるかを考えた。相手の強みやチーム状況を理解すれば
同じ失敗を繰り返さずに「何をすればいいか」が見えてくる。
すべての打者に対してどんな球を待っているのか、どの方向に打ちたいのかが
わかったのが99年だった。白球を放す瞬間、自分と相手のタイミングが合っていると
感じてとっさにボール球にすることもできた。


工藤さんのこんな取り組みとそしてもちろん城島選手自身の努力と工夫で
城島選手は球界随一の捕手になり、チームも優勝を実現します。

最後に工藤さんはこう締めくくります。

野球選手になったからといって本当の意味のプロではない。
知識と経験を重ね、意思を持って自分を鍛えていく。そうした過程を
経て生まれた自覚があってファンや周囲の人々に感謝できるようになる。
その時こそ真のプロといえるのではないか。


そう、なんらかの職業についた、何かの仕事を任された、だけでは
プロではないし、社会人でもない。
そして、たぶん、成果を出しただけでもだめ。
仕事を通じた成長を自覚でき、まわりにもそれを感じさせる大人になる
ことこそ、プロ、なのだと思います。

私は単なる会社員だけど、でもある仕事を任されている以上
アマチュアで終るわけにはいかないわけで
失敗を繰り返しながらも(私はそんなに器用じゃないのでたぶん
なにかやらかします)チームで成果に酔えるそんな1年1年を
積み重ねていけたらな、と思います。

今日のBGM
Lady Gaga
Marry The Night
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テーマ : 野球 - ジャンル : スポーツ

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