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ニュースキャスター

ニュースキャスター

お正月は本を読むぞ!と思っていたのだが
探偵ナイトスクープでタケモトピアノが
こどもの心をとらえてやまない様子に感心したり
スピルバーグ監督の刑事コロンボを堪能するのにも
忙しく、いろいろ用意していたのに読めたのはこの1冊のみ。
なさけなや。

さてこの本ですが、
もうなんだかんだで10年前の本で、やや読むには遅きに失した
感もあります。なにせ著者が亡くなって3年たつわけで。

ただ言い訳をいわせてもらうと
そもそも、私あまり筑紫さんのことはそうそう好きではなかったんですよね。
インタビューでも切り込んでほしいところに切り込まなかったり
主張もあるんだけど、なにせ玉虫色の言い方をするもんだからどうにも
背中がかゆいような気がしてしまう。
いやそんなはっきりしない切り込み方をするならむしろ本当にNHK的な
普通の質問をしてくれたほうがよほど、視聴者にはわかりやすいのに
といらいらすることもしばし。

しかしながら彼の番組の企画力や、報道をする際の切り口やこだわりは
彼ならでは。少数派すぎず、まさにマスメディアが取り組むには
ちょうどよい個性加減でこれは絶妙なさじ加減だよなあ、と
夜会社帰りの疲れた頭でぼーっとニュースを見ながら思っていたのも事実。
好きではないけど、気になる存在でした。

なんでインタビューが玉虫色なのか、それなのになぜ切り口が
結構いける口だったのか、はこの本を読むとよくわかります。
彼はキャスターではなく、編集者なのですよ。
こだわりの素材をどう調理するか、に長けているし、そこに興味がある。
だから、彼をプロデューサーにキャスターは別の人物だったら、とてつもない
報道番組ができあがったかもしれない、と本を読み終わって思いました。

それが起きたころ、物心ついていたものならだれでもそのときに自分は
何をしていたかを語ることができる特別な日付がある


これは本の中の一節。
まさにこの文章にぴたりな一日が昨年あったわけで。
本では9・11と神戸震災を指しているわけですが
とても抗うことができない自然と、その自然を見くびった
人間に拠る人災とがこの文章にまさにぴったりな状況を
作り出してしまったわけです。
筑紫氏は自分の書いた文章を、神戸大震災が起きた西日本でなく
東日本を中心にこの実感を日本人が持つことになろうと想像して
いたのでしょうか。
自身の想像を超えて文章が本が歩き出していくことこそ編集者の
醍醐味なのではと思います。
本当に隅から隅まで彼は編集者(記者ではない)なのかもね。

今日のBGM
うたをうたおう
moumooon

結構実力のあるシンガーだと思うけど
この曲はいかんせん退屈すぎ・・・。
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