弔辞 劇的な人生を送る言葉

文春新書から出ている至極の弔辞。
選ばれただけのことはあり、感動的な弔辞がたんまり。
那覇までの飛行機の中で読んだのですが、涙をおさえるのが大変でした。

意外であり、かつ感動的だったのは政治家の弔辞。
社会党の政治家に対して自民党の政治家が、自民党の政治家に対して社会党の政治家が、
語っている弔辞は、互いに痛烈に批判しあいながらも究極の目的は同じであること、
意見を闘わすことが論を深めることをわかりあっているからこその互いへの敬意、
仕事への誇りは読む者の心を熱くします。

あとは有名なタモリの弔辞もあらためて読むと本当にすごい。
タモリもすごいけど、この弔辞をもたらした赤塚先生はやはりただ者ではない、
ということを感じさせます。

あと私の涙腺を刺激したのはカツオの声をやられていた高橋和枝さんへ送った弔辞の末文。
「カツオ、桜が咲いたよ、散歩に行かんか」

送られる方も送る方も両方の人生がクローズアップされる弔辞を集めて本にした
編集者の企画力に脱帽の一冊です。

今日のBGM
He Don't Know
Huey Lewis and The News
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