阪神ファンの底力

阪神ファンの底力

もう表紙からしてただならぬ雰囲気を漂わせていますが、
阪神と阪神ファンをこよなく愛す著者の一冊。

著者は大和総研を経ていまや大学教授の身にある経済人。
しかしながらこの本を貫く姿勢は(後半突然に小泉政権
の批判が展開される箇所においてはそれなりの理屈も
あったりはするのですが)理屈ではなく熱意、
悲観ではなく楽観・・・

っていうか、まあ強引すぎて笑えるんですよ。
でもだからこその阪神ファンともいえそうで。
本にはそんな阪神ファンの名言がてんこもり。

「明日の勝ちは間違いないし、今日の試合もホンマは勝っとった
「(試合を見ることは)観戦ではなく参戦である」
「今日は、七回のチャンスで点を取れんかったのが敗因やったな。あそこはやっぱり
 僕らの応援がちょっと足らんかった気がする。応援で一瞬、気を抜いてしまったのが致命傷になったんや」

また、巨人ファンに対しての辛らつな発言もこれまたてんこもり。
もし身近な女の子が巨人ファンと結婚することになったなら

「ホンマに大丈夫か。きっと権威に悪くて批判精神もないような、しょうもない
 やつやし肝心なところで裏切られるかもしれんぞ


いやはや。

ちなみに、私も大阪や京王百貨店の阪神グッズ販売店などで阪神グッズはいくつか
みたことはありましたが、グッズもすさまじい勢いで出ている模様。
ハッピ、ユニフォーム、団扇といったものだけでなく
印鑑ケース、割り箸、ライト付防犯ブザー、ランドセル用リコーダーケース
アルミハンガー、カーテン、あげくの果てにはスーツまで売られているらしいです。
すごいなあ。

書いてることは後半の一部を除いてほぼむちゃくちゃ。
むちゃくちゃだけど、「まあね、そうだよね、それが阪神ファンだよね」
とついうなずいちゃう説得力にあふれた本です。
ロジカルではまったくないけど、素人がプロ野球を語るときぐらい
とことん楽しんでおけばいいじゃないですか、とあらためて思わせる本です。

惜しむらくは、後半ちょいまじめなトーンの話が・・・この本には蛇足かな。
政策やら経済やらの話はまたそれはそれで別で話をしておかないと
この非ロジカルな世界の面白さが台無しになっちゃう気がしました。

私は別に阪神ファンでもなんでもないですが
十分楽しめました。

今日のBGM
ええねん
ウルフルズ
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