弥生美術館・竹久夢二美術館

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FACEBOOKで友人が訪問している記事を読み、おおこれは面白そうだ、と行ってみたのが
こちらの展覧会。

文字通り、谷崎の小説の登場人物たちが来ていたモデルとなった着物の展示です。
ものすごく数があるわけではないですが、谷崎好きならたまらん面白さではないでしょうか。
私は谷崎で読んだことがあるものといえば細雪と文章読本くらいですから
おおこれがあの、△△子の着た着物か、という感動にはかけましたが
それでも谷崎氏独特の美観はなんとなくわかりはするわけで、
一見地味だけど華やかで、実は贅沢という世界に浸ることができました。

会場は昭和ロマン好きと思しき女子たちが多数来場。
着物を着ている人も多かったんですが、なんというか
「あなたそれ昭和を売りにしている(安物)レンタル着物でしょ」
というのがみえちゃう人もいて。
私ものすごく意地が悪いんでそういうレンタル着物と比べると
「似て非なる」とはこういうことだよな、というのを逆に実感できたり
しました。
気軽に楽しむという意味ではこういう着物は決して悪くないんですけどね。
やっぱり比較しちゃうとね。

さて弥生美術館は竹久夢二美術館と隣り合わせでかつ同じチケットで両方を
見ることができます。谷崎を見たくてきたので夢二のほうはさほど期待してなかったのですが
これが結構魅力的なものでした。
ああ夢二ってこんなに丁寧なこだわりのある人だったんだ
こんな地味な仕事もしてたんだ、という発見の連続でした。

夢二といえば美人画で有名ですけど、動物や絵の挿絵、さらに本の表紙など
実に多作。いかにも夢二という作品より、そういう小作品のほうが私はひかれました。
まさに大正・昭和の美意識を隅々まで感じることができました。
これは思わぬ収穫。まあもう1回この常設展だけのために見に行きますか
と言われるとそれは否かもですが、また今回のような魅力的な展覧会があったなら
また夢二の世界にも触れてみたいなと思った次第です。

今日のBGM
Small World
Huey Lewis and The News
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庄司紗矢香 無伴奏バイオリンリサイタル

一度はどんなもんか聞いてみたいなと思っていた彼女のコンサート。
メジャー中のメジャー、無伴奏パルティータが聴けるとなれば、聴き初めにはいっかなと
足を運んでみることに。

会場は横浜穴川県立音楽堂
私はここ初めてでしたけど、結構いい会場でした。
ただ駅からの坂がきついので、会場には余裕をもって
いかないとちょっとしんどいですけどね。

さて第1曲目はバッハ幻想曲とフーガ ト短調BWV542
もともとはオルガン曲だったものをバイオリン風に編曲したものだそうで。
なるほどこれは右手でこれは左手の副旋律、と楽譜が想像できるような
メロディー。
ただ庄司紗矢香をもってしてもちょっとひきにくそうで。特に2楽章は
苦しそうでした。

2曲目3曲目は現代音楽。
バルトークの無伴奏バイオリンソナタと細川敏夫のバイオリン独奏のための
エクスタシス
彼女は現代音楽を演奏するのがたぶん楽しいだろうなあ。
本番のさなかにも常に解釈し続けているようなそんな感じ。

4曲目は最初に述べたように定番中の定番。
2曲目3曲目の様子からもっとすごいとんがった演奏になるかと
思いきや、いやもちろん個性はあるんだけど、私の想定よりは意外と
スタンダードでした

日本初演の現代音楽も含めどれもなかなかスタミナがいりそうな
曲ばかり。これでアンコールってあるのかしら??と思っていたら
やはりアンコールはありませんでした。

ところで演奏とは関係なく気になったことが彼女の衣装。
クラシックのコンサートというとあの地味に徹することを好んでいる
五嶋みどりですらちょっとドレッシーな恰好をしますよね。
でもね、なんだか今回の曲調にはずばりあってない気がしました。
ポスターにあったようなセーターにスカート、あるいはドレッシーにするにしても
パンツスタイルとかで演奏したほうが雰囲気にあってる気がしたのですね。

あきらかに着慣れていない(まあドレスなんだから当たり前だが)
ドレスにおそらくはきなれていない靴でちょっとよたよた歩く
様子はちょっと興ざめだし、なにより演奏しづらくないのかしら・・・。
男の人は普通のスーツで演奏したりちょっとカジュアルな格好で
クラッシックを演奏する人だっているのにね。
オケをバックにしている時なんかは、オケの人たちが正装したりしてますから
ドレスのほうがはえるかもですが、今回は無伴奏で彼女一人なわけだし
曲調と彼女のキャラクターにあった衣装を選んでもいいんじゃないかなあ。

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隠蔽捜査



警察内部の捜査事情を絡ませながらとある殺人事件の真相に迫るミステリー。
頭がかっちかちに硬い、ここまで極端な人もそうそういなあのてわはと思えるトップエリートが主人公なのですが、極めればそこに正義が生まれる、という筋書きは中々新鮮です。

このほんをスタートにシリーズが展開されているようでさっそく買い込みました。
続きも楽しみです。

今日のBGM
Slammin
Huey Lewis and the News

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明治座4月歌舞伎

久々の歌舞伎鑑賞。
勘九郎、七之助、菊之助という豪華、かつ達者な演者たちでほんと隅から隅まで楽しめました。
私は昼の部を鑑賞しましたが、演目は
.芦屋道満大内鑑 葛の葉
.末広がり
.女殺し油地獄

葛の葉は七之助が情愛あふれる女狐の役を情感たっぷりに演じ、末広がりは勘九郎がコミカルに軽やかに、しかしながら芸の厚さをしっかり感じさせ、最後の油地獄の油で滑りながら死に至るというシーンは、ほんとに油が目の前にあるかのような錯覚を覚えました。
笑えるシーンじゃ本来はないんだけど客席からはこらえきれずに笑いがこぼれてしまっててなんだかな、と思いましたが、笑いって緊張と緩和からうまれるものなのよね。
そう考えると自然のごとだし、笑いすらひきおこしちょうのはそれもまた演者の力、なのかもしれません。

今日のBGM
Trapped
All saints

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スターダストレビュー ライブ

先日10年ぶりぐらいにスターダストレビューのライブに行ってきました。もともとはそんなこのグループのことはよく知らず、友人がたまたま彼らがアマチュアの頃から知り合いだった縁でライブに行ったのが最初。

久々に行ってみて音楽のよしあしより彼らがほんとうに音楽を愛してること、自分たちが活動できていることを真摯に感謝していること、でもその感謝や愛が押しつけがましくも重くもなく、笑いながら行っていることにあらためて感動しました。

にしても彼らはほんとめずらしいグループかも。そこそこ知名度はあるのだけどオリコンの最高順位は50台。なのに活動は息長く35年。

もしかしてもっと懸命にセールスプロモーションしてれば事態は変わったかもですが無理はせず自分のペースでやってて今にいたるんだろうな。

地味だし、息長いファンの独特の雰囲気にのまれるところはありますが気持ちがすっと晴れるライブです。

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