スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

岩谷時子の世界

7年前に放映されていた番組の再放送。
なんとはなしに録画していたのですが
品があるのに、刺激があり
ストーリーがあるのに旋律をじゃましない
素敵な歌詞の数々に引き込まれること1時間半

実は私生前の岩谷さんにお目にかかったことがあるのです。
母の知り合いのクリスマスパーティーに岩谷さんもいらしていたんですね。
私はまだ中学か高校生のころで、ご挨拶くらいしかしなかったんですが
とにかくすごく地味なたたずまいの方で、芸能界の方といえば
派手で自己主張が強い、という印象が強かった(で、実際その
パーティーに来ていた他の芸能界の方はみなさんとっても濃かった・・・)
のでまさか芸能界の方だとご挨拶した時には気が付かなかったくらいです。

番組中のインタビューもお会いした時と同じで
実に静かで地味で、語り口もやわらか。
しかしよくよく聞くときっぱり自分の好き嫌いをおっしゃられていて
それは彼女の詞の世界とびっくりするくらい一致していました。

私は外国語曲を日本語で歌うのって実はあまり好きじゃない。
普通にその外国語で歌えばいいじゃないって思うたちです。
しかし彼女の作詞した愛の讃歌をあらためて聞いてびっくり!
えっと。。。もともとの詞と全然違う・・・

これには意味があって、もともとの詞を訳詩しただけでは
越路さんに合わない、と岩谷さんは考えられ
エッセンスで越路さんに踏襲したい部分だけ残して
詞を変えてしまったそうなのです。

原文の詞を書いた作者からすれば、それって
どうなのよ、と言いたくなるところでしょうが
なるほど、日本語に書き直すというのはそういう
別の価値づけをするという意味合いもあるのかもね、
と合点がいきました。
もちろんそれをするのは深い解釈力と
何より詞を醸し出す力と両方がある人じゃなきゃできない技だけど。

私は存じ上げなかったのですが越路さんがお亡くなりになった後
ミュージカルで訳詩にかかわっていらしたそうですね。
実際若手の女優や男優の頼みも快く引き受け、舞台をよくするために
リハーサルの場にも立ち会ってその場で詞をなおされていたそうで
詞の世界だけでなく舞台をつくる、ことを知っていたからこその
唯一無二のお仕事ぶりだったのだろうな。

彼女が作った詞はあまりに数が多すぎて私の知らない曲も
まだまだたくさん。
この番組をきっかけにちょっとずつ味わい始めてみようかな
と思います。私同様あまり知らなかった、というそこのあなた
一緒に岩谷時子デビューしてみませんか?
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。