就活狂想曲

今回のネタは私の、というよりはリンクをはっている友人が携わるアニメーションネタ。
題して就活狂想曲

公開されたのは3月ということなんですけど、4月6日段階で40万PVを超える大ヒット。
しかもこれ、学生さんの作品ですからね。いやはや。

コメントはいろいろ、ですが、これ、ある意味芸術の域までいってしまっている
レベルであればこそ、いろんな意見が出ているんだろうな、と思います。
これを就職活動への批判、と見るも、応援と見るもそれは見る人の
バックボーン次第なんだろう、と思います。

私はこのアニメをみてあらためて
やはり、今の学生たちは大変だよなあと思います。
私が就職活動していたころは、バブルまっさかりで
女子はまあそれなりに苦労をしいられる、とはいえ
どこも就職できない、という話は正直聞いたことがなかったし
男子なんて、内定をいくつも抱えて、断るのが大変、みたいな
今思うと超ばちあたりな話もたくさん耳にしました。

でもね、そんななめた態度で就職活動していた私らは
しっかり後でしっぺ返しをくらいます。
入社後いきなり会社の業績が下がり、場合によっては
倒産の憂き目にあったり
そもそも自分のやりたかった仕事ってなんだっけ?と
会社に入ってから悩んでみたり
あと、やっぱり地道にきちんと勉強して自身の生き方と
真剣に向かい合った若い人たちからは「あのバブリー世代」
と揶揄される憂き目にあったりもしているわけです。
ま、それだって仕事につけたんだからいいだろうよ、と言われれば
それまでですけど・・・。

ところでここのアニメで象徴的に書かれている黒スーツ。
コメントでも同じようなスーツやカバンが乱立するのは異常だ、とよく
でていますけど・・・

たまに大学にいくと、服装の自由さに逆に私はびっくりしちゃったりするの。
大学といえどこんな自由でいいの?って思ってしまうんですね。
そんな自由で個性的な服装からいざ社会人として一定の敬意を示した
服装、と言われてもわからなくなってしまうのでは?
何がきちんとした格好なのか
わからないから、まずはデパートにかかっているスーツを選んだ
からといって、没個性とも思いませんし、なさけないとも私は思わないです。

あとね、つるさがりのスーツの方が、安いのよね・・・。
またあっつい中、たとえば淡い色のスーツなんかで歩き回ったらあっという間に
よっれよれ~という状態になるんですよ。
これはバブル期の就職活動の時ですらそうだったんだから間違いない。
お金に限りがある中、融通がきいて、0点にならなくて、汚れ目が目立たないスーツが
選ばれるのは生活の知恵では?
実際就職活動が終わってもまだ黒いスーツを着ている女子ってあまりみたことないですけどね。
お金に余裕も出てきて、会社の中でのおしゃれ、の意味合いを理解していったらみんな
自分の個性にあった服装で会社にくるんだから、それでいいじゃないのって思います。

同じように見える服装、同じようにみえる説明会、同じようにみえる面談、でも
やはりドラマはあり、一人一人シーンは違います。同じ質問をしても(それがたとえ
形式的な質問であっても)答えは違います。
表面的な形式だけみて同じ同じっていうのもねえ、と就職活動をまがりなりにも
やったことがあり、学生さんと面談する立場にもなったことがある、私としては
思う今日このごろです。

いずれにせよ、学生の皆さんがんばれ!
いまや転職も当たり前の世の中になっているとはいえ
学生の頃みたいに真っ白な頭で自分のやりたいことをつきつめて考えることは
激減しますよ。
自分と向かい合うのは辛いことだけど、どういう仕事につくにせよ
そのプロセスは必ずや、あなたを成長させます。
きっと

今日のBGM
I was In Love
FPM featuring 細見武士

10CCをなんか彷彿とさせるサウンドなんだけど
やっぱり彼らを意識していたりするのかしら?










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ほととぎすを待ちながら

ほととぎすを待ちながら

スポンサーサイトがアップされるぐらいご無沙汰になってしまいました。
再開の1回目は、田辺聖子さんの書評 の書評。

田辺さんの小説の行間からは、とてつもない読書量と、興味関心の広さが
伺い知れましたけど、書評でそれが裏付けされた感じ。
ここで取り上げられている本は、知る人ぞ知る、まではいかずとも
たとえば日本で一定の教育をうけてきた人なら、書名や一定のストーリーは
知っている、という本、というよりは、作家の名前を知らなくはないが
読んではいない、という人がほとんどのような、ひとひねりのある作品が
ほとんど。

そんな中で唯一、私が読んだことがあった本は
林真理子さんとミヤコ蝶々さんのエッセー。
林真理子さんについては、まだ直木賞受賞前で小説を書き始めたばかりのころの
小説を田辺さんは手に取られています。おそらくこの書評を田辺さんが書かれた
頃は林さんはまだ作家としてはデビューしたてで、作家としての才能については
世間は懐疑的だったころのはず。
そんな中で田辺さんは林さんの現実把握力と、自身を客観的に見て笑う、その
才能をきちんと評価していらっしゃいました。

ミヤコ蝶々さんのエッセーについてはそうかやはり田辺さんは評価されたか、
という感じ。
彼女はいわゆる公教育をきちんと受けてこられず、文字もあまり読めず
のちに夫となる南都雄二さんに「これ何という字?」と聞き続けた結果
彼の芸名は南都雄二になった、くらいの教育レベルなのですが
文章は起承転結がきっちりしており、でもロジカルになりすぎず
感情の起伏が激しすぎず、でもちゃんと読者の心根をゆさぶる適度な
距離感で読者に迫ってくる名コラム、なのですが、田辺さんもその
文章力・・・というより文章力を作り出している蝶々の分析力を
絶賛していらっしゃいました。

田辺さんの書評を読んで、読んでみたいな、と思った本としては
ローレンバコール「私一人」
曽野綾子「天上の青」
かな。

今日のBGM
handle me night
堂珍嘉邦

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