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しんこ細工の猿や雉

しんこ細工の猿や雉

女学校を卒業し、会社勤めを経て、芥川賞作家となるまでの経緯や
思いのたけをつづった小説。

田辺さんの小説の魅力はなんといっても、普通の人の普通の感覚を平易な言葉で
書き表せること。この小説はそうした彼女の小説の魅力がどのような過程や
意識のもと醸し出されるにいたったのかを探るにぴったりな作品です。

バルザックやモーム、モロー、三島を読み、文学仲間の文学論から
自身の文学観を見つめ、試行錯誤しながら自身の作品に投影しつつ
大阪商売人の生のやりとりも面白がり、自身の中に蓄積する。
文学一本槍の人たちの、高尚だけどどこかはずれた感覚を敏感に
感じとりつつも、文学仲間の中にあっても普通の感覚を持った人たち
本質的な批評ができる人たちの存在にも気づき、その人たちの言葉を
大事にする。

こういう、鋭い人間観察の目と、蓄積されてきた文学観こそが
彼女の小説の魅力をつむぎだしたのだということがよくわかる
おそらくは田辺聖子氏を研究している研究者にとっては
かけがえのない1冊になるのでしょう。

・・・なんてことを書きましたが、私文学部出身でありながら
小説や作家を研究する意味ってあまり感じてないんですよね。
小説は単純に楽しみ、自身の視野を広げ、考えをふかめる道具に
すればいいだけで、研究したところで何が出てくるのさ、と
思うんですね。
その小説や作家からうける影響はおそらくはその読者一人ひとりが
歩んできた人生によっても違って当然なんですし。

なのでこの小説も、本当は単純に田辺氏のすばらしい筆致による
大阪人や著名・無名入り混じる文学仲間の会話や投稿作品の
世界にどっぷりひたるのが正解だと思います。

ちなみに作中に紹介されている、いまや連絡もとれない過去の
無名の文学仲間達の作品もこの小説の魅力。
昭和の混乱期を懸命に生きているその息吹が不器用ではあるが
ストレートな文体からずばっと伝わってきて、今まで味わった
ことのない衝撃を味わうことができます。

今日のBGM
セントエルモ
Appicat Spectra
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テーマ : 読んだ本の感想等 - ジャンル : 小説・文学

東京03 図星中の図星

前回ためしに行ってみた東京03の単独公演があまりに面白かったので
今回のライブにも行ってみました。

今回も当たり!
相変わらず角田の気持ち悪芸、空気よまない芸が炸裂。
別にどってことない日常を大げさでない形で展開していて
さすが。相当笑えるライブでした。
次回もライブあったらぜひ行きたい!

前回のライブはちょうど東京03といろいろあったとうわさされている
某大物タレントが引退したばかり、だったのですが
そのときのお花よりも今回のほうがお花の量が多く、しかも
お笑いタレントのお花の数が多かった気がしたのは気のせい?
気のせいだよね、たぶん。

今日のBGM
Base Ball Bear
Tabibito in The Dark

テーマ : 芸人ライブ - ジャンル : お笑い

NHK音楽祭

NHK音楽祭

通常のクラッシクコンサートより、祭と銘打っているだけあって華やかな会場で
おこなわれたNHK音楽祭。
私が見に行ったのはパリ管弦楽団&ダンタイソンの組み合わせ。

1曲目はメシアン 忘れられたささげもの
こちらはぼけっとしている間に終ってしまい、印象0。
集まっているお客さんもそれなりなクラッシクファンだと思うんだけど
対処に困ってしまっていた感じがしました。演奏は悪くない、っていうか
素晴らしかったんですけどね。

2曲目がいよいよダンタイソン登場のシューマンピアノ協奏曲イ短調作品54
彼らしい実に優しい音色のピアノが印象的で私はよかったと思うんだけど
会場のあちこちで眠りにつく観客続出。なぜだ。
こんなにきれいなピアノの音色を聴かずして寝るなんて、もったいなさすぎ・・・
ただ、どーも、いまいちオケののりは悪かった・・・気が私にはしました。
会場がいまいちもりあがっていなかったのもそのせいかなあ。
美しいピアノの音色しか記憶になくて、オケの聞かせどころが全然記憶にないの。

で、ダンタイソンのアンコールはショパンのマズルカ。
出だしの音で、感涙。いや、ほんとに。
やさしすぎて、なんだか仕事でいろいろあったここ最近のやさぐれた
心を包んでくれるような感じがしました。

3曲目はストラビンスキーのぺトルーシカ。
これはもう素晴らしすぎ。
ストラビンスキーは私ニガテなんですけど
でもこの演奏にはのめりこみました。
場面場面の情景が目にうかぶようで、木管金管はこんなに
さまざまな音色を奏でることができる可能性を多く秘めた楽器で
あることをここまで豊かに語った演奏はそうそうないと思います。

弦はね、正直言うと、(ひいきめもあるけど)日本のオケとさほど
差は感じない、いやむしろ日本のオケのほうがよほど美しい音色
を出すんではと思ったりしたんだけど、木管金管は別格。
首席だけがうまいんじゃなくて、みんなが奇跡の音色を出している
んですよ。これはもう・・・・私が聴きたかった木管金管のオケは
これだよ!と一人で勝手に膝を打った次第。

アンコールもありましたがアンコールはまあ普通。

ということで、大変満足なコンサートでした。

が、NHKホールの運営は最悪でした。
昨日の大雨の中、傘たての用意もなく、クロークに預けてもくれず
席に傘はおいておけ、と言い放つ。
そのくせ、館内放送では「演奏の妨げになるので傘はたてかけるな」
と注意する。また今日はカメラが入るので特に音声にはご注意を、ですって。
放送するしない、はおたくの勝手でしょう、といいたい。
そんなに「音」に神経質になるなら、大枚はたいてる観客に頼むだけでなく
ご自身も努力をなさっては?
ま、こういう神経でやられているから、いろいろなお家騒動も絶えない
んでしょうけどね。

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

羽田 JALシティホテル

羽田発が早朝であり、かつ荷物がでかいときなどは
私はホテルに泊まってしまう選択肢をとります。
一番素敵なのは以前紹介した羽田エクセル東急ホテル
なのですが、(なんてったって、空港徒歩0分は魅力)
ぼやぼやしているとあっという間に予約で埋まってしまいます。

ご他聞に漏れず、ぼやぼやしてましてエクセル東急がとれなかったので
JALシティホテルをとってみました。
空港から無料バスが出ています。バスに乗るとだいたい羽田から10分くらいで
つきます。エクセル東急の難点は全日空だったらいいんだけど
JALの場合はターミナル移動をしなくちゃいけないところ。
バスだとターミナルまわってくれますからその点はかえって便利

部屋の中

部屋の中はこんな感じです。
きれい&使いやすいお部屋でした。

ま、よほどの早朝でない限りはホテルなんてとまらないけどね。
よほどの早朝&体力温存の必要性のあるときはまた利用を検討してみます。

今日のBGM
黄昏
Do as infinity

テーマ : 東京23区 - ジャンル : 地域情報

パラダイスビーチ

与論島最後のネタはパラダイスビーチ
与論島空港から歩いてすぐのビーチ。
空港のそばとは思いがたい美しさ!

パラダイスビーチ

パラダイスビーチ2

パラダイスビーチ4

パラダイスビーチ3

最後にこれだけ美しい海をみおさめ出来て感激!な与論の旅でありました。

今日のBGM
Flowers
lego big morl

テーマ : 熊本・鹿児島 - ジャンル : 地域情報

与論島 お弁当

与論島最後の日は、飛行機の出発が13時ごろ。
空港まで向う時間などを考えると外で食べる時間は
なさそう。
ということで茶花にあるお弁当やさんでお弁当を買いました。

お弁当やさん

沖縄・奄美のお弁当はやたらとボリューミー。
ごはんの上にもおかず(しかも揚げ物)ががっつり
のっていて、かつ大きさもビッグ、ビガー、ビゲストと
活用したくなるような半端ない大きさのものが主流。

ここのお弁当屋さんはその中で「比較的」小ぶりな
お弁当を売ってくれている&あげものばかりじゃない
おかずでおいしそうだったので入ってみました。

購入したのはこちら
お弁当

比較的小ぶり、といいながらどうよこのボリューム。
これで390円は安いわな。

お味はなかなか。トマトの酸味が効いたポークチャップが
なかなか本格的な味でGOODでした。

今日のBGM
Listen
Hemenaway

テーマ : 熊本・鹿児島 - ジャンル : 地域情報

hi score kitchen

最近渋谷に行くとえらいつかれます。
なにせ人が多い、お行儀の悪い子どもが多い、
治安が悪い・・・

過去新宿で言われていた風評が渋谷にそのままあてはまるようになっちゃったような。
いまや新宿のほうが、土日歩行者天国やってるだけまだまし、かつ
夜のお店と昼のエリアが比較的きっぱり分れているので
買い物をするなら新宿のほうがましな気がしてくる今日この頃・・・。

しかしそれでも渋谷ですませなければいけない用ができるときも
あるわけで。
しかも食事時と重なりますとこれはなかなか悩ましい。

で、訪れましたのがHi Score Kitchen
渋谷といってもちょっとはずれてまして桜丘なので、パルコあたりから
歩くとなるとそれなりに時間がかかりますが西武あたりならまあ許容範囲かな。
結局渋谷ど真ん中のお店に入ろうとしたところで
並んで待つことになるんだから、待つ時間を歩く時間にあてると
考えれば時間的には一緒のことかもしれません。

お店の外観はこんな感じ。2階です。1階は別のカフェ(こちらも雰囲気
よさそうでした)
お店外観

ランチは900円程度でパスタやら一品やら選べます。
私が頼んだのはきのこのリゾット。

きのこのリゾット

最初、ん?量が少ない?
とか思ったけど、食べてみるとチーズとにんにくが利いていて
結構ボリューミー
リゾットのお米にもちゃんと芯が残っていて
本格的なお味でおいしい。

お店もおしゃれ、かつ何よりいいのがお客さんたちの
お行儀がいいこと。皆さんお若い方ばかりなのですが
おそらく渋谷中心のがちゃがちゃした雰囲気を
嫌って集まっているかたがたとお見受けします。
かといってすごく気取っているわけじゃなし、
お店にいてとても居心地よかったです。

今日のBGM
ゼロ
Bump of Chicken

テーマ : こんなお店行きました - ジャンル : グルメ

0からの風

2007年上映、先ごろなくなった田中好子さん主演の映画。
飲酒・無免許・スピード違反の3つが重なった悪質運転により
大学に入学したばかりの一人息子をなくした母が
危険運転致死傷罪という法を作る形まで国を動かしたその
軌跡を描いた映画ですが、法律を作る過程よりも
納得しがたい理由で息子をなくしてしまった母の
狂おしい気持ちに焦点が全て集約されている感があります。

最終的に国を動かしたわけですから
主役の母は行動的でかつ熱意にあふれた人であります。
この手の映画って、そうなるとその母をスーパーウーマン
っぽく作り上げちゃうてらいがありますが
この映画のすごいのは、すごい、人なんだけど
それだけに直情的で、一般的にはなかなか受け入れがたい
行動をとる面も描いています。

ここからは映画のストーリーのネタばれてきなところも
書いてしまうのですが、最後のほうで、この事件を
ずっと追ってきた記者と母のシーンがあります。
事件の残虐性と人を無責任に殺したわりに軽すぎる
刑に怒りを感じたからこそ、事件を追ってきた記者が
出所した犯人に母が向けた言葉のやりとりに
「いくらなんでもやりすぎではないか。自分達だって
いつ加害者側になるかもわからないわけだし」
というようなことを言うと母は、この手の趣旨のことを
言います。

それは確かに自分だって加害者側になるかもしれない。
自分だって交通違反をおこしたことがないとはいわない。
でも被害者の家族になったとき、同じことをあなたはいえるのか。
まわりから私はどういわれてもかまわない。この気持ちは
被害者でないとわからない。

この映画が伝えたかったメッセージはそこにつきるんだろうな、
と思います。

それにしてもこの映画、田中好子さん抜きでは作りえない映画です。
息子が生きてる間のかわいらしさが残った母親ぶり
なくなった後の激しい悲しみ、悲しみから立ち上がり
法改正に動くまっすぐな姿、
どれもリアルに突き刺さる演技。

ちゅらさんの母役もはまっていて、うまい女優さんだなあ
と思っていたけど、本当にすごい人だったんだなあ、というのを
今さら感じ入る作品でした。

映画、というよりはちょっと長時間ドラマの態がある感じは
否めなかったけど、見る価値はあり、だと思います。

今日のBGM
Karl Wolf Feat Kardinal Offishall
Ghetto Love

テーマ : 今日観た映画 - ジャンル : 映画

自転車でめぐる旅路

私がブログをさぼっている間に、世の中さすがにすっかり
秋めきました。っていうか暦で言えばもう冬ですわよ。
水着だとか、海だとかって単語はえらく不似合いで寒々しく
感じてしまう今日この頃・・・・

ですが、今さら夏の与論ネタ。

寄る年波を感じる今日この頃というのに
何をまかり間違ったのか、与論では自転車で島を移動しておりました。
移動っていうと目的がある感じですが、どっちかっていうと
特に目的もなく、自転車で島をうろうろしていた、というほうが正確か。

陽射し超MAX!の中自転車ですから、えらい日焼けしまして
いわゆる土方焼けの憂き目に。
社内においてえらくまじめに話を
しても説得力は甘めに見積もっても2割減。。。。

というえらい目にはあったものの、
目にした景色は最高!でした。

自転車でGO!1

自転車でGO!2

自転車でGO!3

自転車でGO!4

自転車でGO!5

どうということない道なのだが、やはり東京とは一味違う小道
サトウキビ畑、
畑や木陰の合間に見える青い青い海・・・・

ひどい目にはあったけど、でも自転車を走らせながら目にした
これらの景色は珠玉の美しさ。

これらを目に出来たんだからその後の憂き目もよしとしようじゃないの、
という気になりました。

とはいえ、これからは日焼け対策は万全に・・・(汗)


テーマ : 熊本・鹿児島 - ジャンル : 地域情報

ステキな金縛り

話題の作品を見に行きました。
すごくよかったです。マジックアワーより私はこっちの方が好き。あまりにありえないバカバカしさに徹している分こちらの方がすんなり感情移入できるのです。

また配役も素晴らしい。今までどちらかといえば可憐な役が多かった竹内結子をああいうインパクトのある配役にしてるのもさすがだしTKOの木下さんとかまさかのKANとかもまさにピタリ。

ストーリーや画面の作りこみ方は映画人の発想というよりはやはり舞台人のそれだけど、だからこそ今までの映画にないなんとも不思議な味わいの作品が出来上がっているのだと思います。

テーマ : 映画 - ジャンル : 映画

あべや 親子丼

神楽坂にある、あべや

あべや

日仏の帰り、お昼を食べによってみました。
昼はきりたんぽセットか親子丼かの選択なのですが
きりたんぽはちょっと大げさな感じなので
親子丼をチョイス

親子丼

さすが地鶏を売りにしているだけあって、鶏肉もぶよぶよしておらず
風味高い一品。
親子丼にお豆腐とスープがついて
並で1000円。私のような大ぐらいには並では物足りなかった
かな。大でもよかったかも。でも量の感覚もわからない中
大を頼むのは勇気いるよね。
私は比較的大食いだ、という方はここのお店においては大を
おすすめしますです。味はおいしかったです。

今日のBGM
Yeah!Yeah!Yeah!
The Telephones

テーマ : こんなお店行きました - ジャンル : グルメ

清嘉

築地にある清嘉。
弟&義妹の誕生会で出向きました。
彼らは天ぷら好きなのだ。

ここはなんでも、ミシュランで星1つなんだとか。
ただ私達家族にとっては、それよりなにより、
私ら家族が子どもの頃から通っている
楽亭で修行していたっていうのはなかなかひきになります。
ちなみに私ら子どもの頃は楽亭さんもそんなにすごい
有名店ではなかったんですけどね。。。子どもの頃のように
気軽にごはんを食べに行くお店ではいまやなくなってしまいました。

入り口

お店には初めて出向いたのですが、お店のご主人の顔には
なじみあり。ああ、あのとき楽亭で横にいていろいろ仕込とか
されていたわな、と思い出しました。

最初はかつおが出てきて
1.かつお

秋を感じさせる銀杏
2.銀杏

エビ。甘くておいしい。絶妙の揚がり感
3.エビ

天ぷらでエビを食べるときのもうひとつの楽しみは
頭をバリバリバリッと食するあの食感。今回も存分に堪能。

4.エビの頭

れんこん。ほくほく感もまた幸せ感をましますな。

5.れんこん

いか

6.いか


7.鱧

アワビ
8.アワビ

くわい。これまたこのくわみの甘味が、絶妙に口の中で広がっておいしい
9 くわい

お魚。なんだったかな、失念。キスだったかしら・・・??
10.お魚

このあとじゅんさいが出たけど、写真があまりにブレブレなので写真割愛

大葉。香り広がって美味。
11.大葉

アナゴ
12.アナゴ

最後は天茶か天丼を選べます。私は天丼。

13.天丼

これにて12600円なり。
・・・安くはないですね。

天ぷらのお味はもう抜群!でした。本家楽亭よかいまやおいしいかも??
私個人的に欲をいえば、お魚1品減らしてもいいから、お野菜をもう少しいただきたかったかな。
築地に近いのでお魚メインになる気持ちはわかる、のですが。
天ぷらの魅力を語る上で野菜は絶対必須と思うのですよ。
実際くわいとか、れんこん、すごくおいしかったし。

なお、ここは奥様がソムリエの資格をとっていらっしゃるようで、ワインのラインナップが
豊富な模様。私以外のお客様はみなワインを頼んでました。
私は日本酒好きだから日本酒呑んじゃってたけどね。

今日のBGM
Yuck
Holding Out

なんとはなしに80年代の香りを感じてしまうんだけど。
ベースは骨のあるロックなんだけど、ボーカルは
すかした感じ。このアンバランスさがなんとも不思議な
雰囲気を醸し出しています。

テーマ : こんなお店行きました - ジャンル : グルメ

内田光子&ハーゲン・クアルテット

10月29日 サントリーホールでおこなわれた標記のコンサートにむかいました。
ラインナップ的には前日のシューマンのほうが魅力的、ではあったんだが
平日に間に合うタイミングで会場に着ける自信がなかったの。

1曲目はハーゲン・クアルテットのみでベートーベン 弦楽四重奏曲第14番嬰ハ単調
正直、prestoまではかなりうつらうつら、眠くなってしまった・・・。
ただ別にそれは退屈とかそういうことじゃなくて、本当に気持ちよーい眠気に
誘われたのよ。
4人の弦はなんというか、ヨーロッパの底力を感じるできばえ。
特に第1バイオリン、うまかったなあ。第1とはいえ出るところ、押さえるところ
実に絶妙に、引き分けていてまさにチームの底力を引き出すための第1バイオリン
の役回りを絶妙に演じ分けていたような気がしました。

2曲目にて内田光子氏登場。
ブラームスのピアノ5重奏曲 ヘ短調 OP34
5人だからこそ、できたバランスの良い演奏。
内田さんは、中途半端なピアニストが陥りがちな
私が主役、でがなりたてるようなおばかさんなまねは
もちろんなさろうはずがなく、
弦の響きを引き出し、ピアノを響かせるところは響かせ
5人でベストパフォーマンスをおこなうには、どうすれば
いいのか、5人が5人懸命に考え出し、珠玉の演奏をつむぎだして
くれていたと思います。

ただ。
なんというか、クラッシクの「あたり」のコンサートにおいては
終った後、なんともいえない高揚がずっと胸の中に残って
燃え続ける独特の炎が心の中に燃えるんですよね。
炎が燃えるまでにはいたらなかったかなあ。
でもそれは、おそらく私とブラームスのピアノ5重奏曲という
相性の問題が大いにあるんで、演者にはなんの責任もない話。

ハーゲン・クアルテットも、内田光子さんも想像どおり
いや想像以上のパフォーマンス。またリサイタルがあるのならぜひ
聴きに行きたいな、と思わせる迫力でした。

テーマ : 音楽のある生活 - ジャンル : 音楽

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