喜八洲総本舗みたらし団子

20090331000805
ねぎ焼を堪能し、電車に乗らんと帰る道すがらにある喜八洲総本舗。
和菓子屋さんです。

おいしそうな焼き餅がまず目をひきますが、名物はみたらし団子の模様です。みんなで分けあって食べようと、購入してみました。
団子だけど、形は四角。少々歯ごたえのある団子に風味豊かなタレがなかなかうまい一品でした。きんつばも購入してみましたが、こちらも重た過ぎない餡が魅力。
ねぎ焼のしめにデザートというのも一興かもです。

今日のBGM
ゴージャス
The Yellow Monkey

まあ確かに冒頭のギターソロといい、ボーカルといい、リッチなサウンドだけどそういう意味でゴージャスと言ってる訳じゃないよね。多分。
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おむすび HITOTSUBU

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普段は朝ごはん抜きという不健康極まりない毎日の私ですが、旅のときは、朝ごはんを食べるようにしています。
今回、朝ごはんに食べたのは、ホテル近くにあったおむすびやさんHITOTSUBUのおむすび。

いろんな具がありましたが、私はあさりの佃煮と明太子を食しました。

ごはんがまだほのかに温かく、本来おむすびに求めたい、口の中ではじめてほぐれる柔らかい口触り。
遠足の朝、朝食がわりにおいてあった、お弁当の残りのおむすびを彷彿とさせる味でした。

お値段は一つ150円前後。コンビニおにぎりとさほど変わらない安さも魅力です。関西だけのお店なのか、全国区のお店なのか、不明ですが、梅田近辺にいらした際には一つご購入あれ。
今日のBGM
Grow Old With You
Adam Sandler

最初の出だしとさびにえらく差があるアコースティックなラブソング。アコースティックに徹したほうがいいと思うんだけど、何でこんなアレンジなのかなあ。

やまもと ねぎ焼

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大阪で最初の晩ごはんは十三やまもとのねぎ焼。

牛すじ肉とこんにゃくの歯触り、しゅうゆベースで外はカリッ、中はふわっ。これをビールでぐびぐび流し込む楽しみといったら。
答えられないうまさです。
関東ではあまりポピュラーではないだけに、このねぎ焼は、大阪を訪れた際の楽しみです。

今日のBGM
Holiday
Madonna

この曲が出た時には、まさかここまで大物になるとは思わなかったよなあ。大物になってからの迫力ある曲もいいけど、この曲もいい。クラブなんかでかかると盛り上がる定番、ですね。

新幹線から富士山を眺めました

20090328002351
来週から新年度がスタート。私の会社も来週から組織が様がわり。組織にあわせて会社のレイアウトも変わるので、今日は午後会社はお休み。であります。ラッキー。
ということで、会社の友人たちと大阪で遊ぶことにしました。
この旅を決めたときは、引っ越す予定もなかったのですが、あれよあれよと引越し決定。引越しの翌週に旅行というハードなスケジュールに。
でもまあそれでも旅は楽しい。新幹線には仕事で何度も乗ってるけど、いつもは外の景色を見る余裕などないけど、今日は外の富士山を写メしてみたりして。ちょっと曇り気味だったけど、きれいな富士山でした。

今日のBGM
You Make My Dreams
Hall and Oates

ホール&オーツらしいのりがいい、楽しい一曲です

ぼくらが子役だったとき

ぼくらが子役だったとき

ありそでない、子役出身者へのインタビュー。
元子役(ってのも変な表現だな)の中山千夏さんが
小林綾子、松島トモ子、四方晴美、といった名子役達に
子供のころの思いを経験者だからこそ、の視点で
聞き出している本です。

子役、といえば、ちょっと特殊な世界に生きている人たち
というイメージがあります。
しかし中山氏は所詮子役でなくとも、こどもというのは
大人の支配下で生きざるをえない存在であり、そういう
意味では子役だけが大人の世界で生きているのではない
といいます。教育だってなんだって、結局大人が全部
決めているわけですからね。

中山千夏「こんなこと聞くの初めてだけど、母親との関係、難しい時期はなかった?」
松島トモ子「葛藤の連続。20歳くらいのときはひたすら母から逃れたかった。
母の何もかもが嫌だったというか」
中山「やっぱり、あなたもねえ。思春期の頃、私は好きでこの仕事をやっているのか
と自問自答を始める。一方で母親は子どもの意思を尊重してきただけと思っている。
そのギャップね」


なんだかこのくだりを見て思ったのは私立小・中学校受験ね。
いわゆるお受験も、たいていは親の意思で決まっていきます。
でも「子供から受けたいといってきたから受験した」と堂々という親も
たくさんいます。
本当にそう信じているとしたら、それはちょっとどうかな、と思っちゃう。

いまどき小学・中学受験なんて珍しくもないから、
こどもが聞きかじってそういうことを親にいってくることもそりゃありますよ。
私自身、私の出身校の制服を幼い頃見て「あの制服がかわいいから
あそこの学校にいきたい」と親にいった過去あり、だし(・・・)

ただ親がしいたレールを歩くこと自体は悪いことじゃない。
レールをどう歩くか、は実はこどもと、レールのまわりにいる
大人次第、なんじゃないかな。

あと、読んでてなるほど、と思ったのは、学校が全てじゃないと思えると
学校で嫌な出来事があっても、「私には別の世界があるからいいや」
と開き直れたことだ、という発言がここかしこにあったこと。

私も学校の中でどーも、自分の感覚にあわなくて、??!に
なったことが時にありました。
卒業してみて思ったのは、学校で当たり前とされていることは
決して誰にとっても当たり前なことではなかった、ということ。
そこにあわないからと悩むこと自体があほらしかった、ということ。
一方で、学校がすべてだめ、というわけでもなかったということ、でした。
もっと早くにそれに気づいていれば楽だったよなあ・・・。

このほか、柳家花禄、水谷豊、風間杜夫(子役やってたなんて
知らなかった)和泉淳子といった面々がインタビューに答えています。
和泉ってはい例のセッチーでおなじみの、あの和泉家の方です。

あのお家騒動自体はちょっとね・・・と思いますが
男の子が舞台をやっている横で女の子があやとりとかであそんでいるのを
当たり前とせず、「いやなシーンだと思った」とセッチーが言っているのは
すごいな、と思いました。

私は能狂言なんて高校生のときの古典劇鑑賞ぐらいでしかないので
芸のよしあし、はわかりませんけど、挑戦すること自体はすごいこと。
そこはいろんなドタバタは抜きにして評価しないといけないのかもね。

しかしなあ、そこまでまじめにいろいろ考えてるのなら、プロレスとか
出ちゃいけないんじゃないかと思うけどなあ。

と話が脱線しました。

たいていの人にとっては経験したことのない世界をのぞける一方で
自分達がこどもの頃に葛藤していたこととどこか似ているところを
見つけられる一冊なのではないかと思います。

今日のBGM
おし愛 へし愛 どつき愛
ウルフルズ

いきなりハーモニカで入る出だ、し
甘くない男くさーいボーカルによる
かっこいいラブソング


WBC優勝!

侍ジャパン(この名称には違和感あるんだけど通称だからしゃあないわね)も帰国し、ややこのニュースも落ち着いた感がありますがまあ何はともあれ、ようございました。オリンピックよかやっぱ盛り上がりましたよね。試合内容もレベル高かったし。

ただやはりワールドカップと比べるとまだいろいろ?はたくさん。

まず参加できる国が限られること。
メジャーリーグ主催ゆえ、メジャー本体の試合が優先され、参加できなかったメジャーリーガーが多かったこと。
日本も韓国も強かったけど、アメリカが日本並に力入れて戦ったならどうなるかはわかんないかもなあ。というのが私の感想です。

もっともWBCも始まったばかり。サッカーのワールドカップも始まったばかりの頃は、今みたいには盛り上らず色々試行錯誤したらしいから、これからまた色々改善されていくのかな。

日本も2連覇したのだから本来なら発言力を強められるはず。
日本のマスメディアはMLBの理不尽なルールを批判するものばかりが目立ってますけど、自分たちの影響力を意識して、受け身ではなく、相手方を動かすにはどうすればよいかという議論があってもいいのになあ、なんて思いましたとさ。

今日のBGM
金と銀
100Strings

なんだかちょっと豪華な舞踏会に足をなぜか踏み入れてしまいました、みたいな雰囲気の曲。

新宿BURTIGARA

20090325224942
新宿ルミネの一階、JR切符売場のすぐ近くにイートインで美味しいパンが食べられるBURTIGARAがあります。

店内は本当に狭くて、長居は禁物ですが、パリッと焼けたパンを頬ばると、お手軽だけどなんだか贅沢な気持ちになれたりします。

先日私が食べたのは、パン ド カンパーニュにナッツとドライフルーツが入ったものと、クロワッサン、写真にはないけど、ハムとチーズのサンドイッチ。(イートインの場合は温めてくれます)
。。。食べすぎですかね
。でも美味しいからマジでペロリといけちゃいます。
この新宿ルミネの一階って、スープストックもあるし、先日紹介したおにぎりカフェもあるし、イートインの店が充実してます。急いでなんか口にしたい時は何かとお役だちな一角です。

今日のBGM
Drop Dead Legs
Van Halen

エディのギターをたっぷり堪能できる一曲です。

Grand Cru カステラ

20090325015713
引越しは基本引越し会社に任せましたが、保証人を引き受けてもらったり
新居での片付けを手伝ってもらったりと、
実家の世話になることが何かと多くなるので、引越し関連の書類を取りに行った際にちょっとした手土産を持参しました。

それはGrand Cruという多摩センターにある有名なケーキ屋のカステラ。

ここは本来ロールケーキが有名なのですが、来店した夕方にはすでに売り切れ。ケーキが美味しいんだからカステラもうまかろうと、購入してみました。

さてお味のほどですが。
普通のカステラより固めで卵多目な風味です。
ケーキでならしているお店だけになかなかのお味。
うちが大食い一家だから、というのもあるけど、四人でカステラ一斤ペロリといってしまいました。穴場な店の穴場な味ってことでおすすめです。

今日のBGM
Trash,Trampoline And The Party Girl
U2

アコースティックギターの音色がとてつもなく印象的。New Year's Dayにも通じる民族音楽の香りも感じます。

苦節○日。。。

ブログの更新が何日かすっかり途絶えまして失礼しました。
今の新居は4月にならないとネットが使えないんです。
ま、ネットが使えるようになる迄は携帯で記事を更新すりゃあいいや、
確か奄美でも更新したから大丈夫なはず。。
とたかをくくったのがまずかった。

もう半年も前の話を大雑把of the yearに毎年輝いている私がきっちり覚えている訳がない。
格闘の上、ようやく正しいやり方がわかりました。

経験があることでも、よほど熟練したことでない限りは間隔あいちゃったら用心しなきゃダメですね~。

ということで、ネットがつながる迄はしばらくぼちぼちよちよちブログ更新していきます。

今日のBGM
セロリ
SMAP
原曲は山崎まさよしのもの。
山崎まさよし自身の歌も聴いてみたいなあ。
多分世界がガラリと変わりそう。

富永佐恵子ソロコンサート

富永佐恵子ソロコンサート

フォンテーヌのメンバーでもある富永佐恵子さんのソロコンサート
曲目はこんな感じ

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009
バリエール:2本のチェロの為のソナタ
メンデルスゾーン:春の歌 ~無言歌集より~(ピアノソロ)
シューベルト:『白鳥の歌』 D.957より

シューベルト:アルペジョーネとピアノのためのソナタ 
        イ短調 D.821
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート 作品43
無伴奏チェロは仕事で遅れてしまったためきけず
2曲目から。
これはすごかった。
チェロの魅力が全開。
旋律を奏でる際のチェロの魅力 と
低音で主旋律を助ける際のチェロの魅力
両方を堪能できるすごい作品
ゲストチェリストがフォンテーヌの松本さんだったのも
大きいかな。

休憩を挟んで、佐々木さんの軽やかな春の歌の後は
シューベルトの歌曲。

人の声、よりもチェロのほうがメロディーはくっきり
うかびあがってくる感じがしますよね。
歌曲のチェロバージョン、というのは本当になかなか秀逸。

そして私はピアノをかじっているもんだから、
ピアノも気になっちゃったんだけど
これは伴奏していても楽しいんじゃないかなあと思いました。
ピアノ伴奏って、本当に間奏以外はほぼ伴奏のみという
曲もあるんだけど、さすがシューベルト、伴奏でありながら
メロディアス。
伴奏のみ、で弾いていてもそれなりにきれいだろうし
さらにチェロと組み合わさると魅力大になるわけで。

ところでピアノ伴奏って実はなかなか難しいもんだ、と
思います。伴奏だからって添え物ではなく
伴奏は伴奏で輝いていないといけないけど
主旋律をくってしまったらもとも子もない。
バランスがすごく大事。
佐々木さんのピアノってすごくバランスがいいなあ、と
いつも思います。

次は難曲のアルペジョーネ ソナタ イ短調。
これはもうすでに世の中にはない楽器のために書かれた曲だそうで。
世の中にはない、ってことは、ちょっと演奏するには無理がある曲なのかも。
最近はチェロで演奏されるのが普通、ってことでしたが
最初のうちは高音部が続くのでこれ、チェロじゃなくて
バイオリンのほうがいいんじゃないかなあなどと思ったりもしました。
ただ低音部分もたっぷりで、またギターのように弦をはじいてはじいた
音の重みを出す旋律が時折曲をひきしめるので、
うーんこの音はバイオリンじゃやっぱ出せないか・・・。むむむ。

次はサン・サーンス。
これは難曲だけどチェロのための曲だから、難しくはあるけど
チェロの魅力は全開。最後にこういうのが聞けてよかった。

最後は白鳥で締め。
スタンダード中のスタンダードだけど
スタンダードと呼ばれるのは名曲だから。
やっぱり何度聞いても素敵でした。

ところで富永さんのソロコンサートは
私にとってはちょっとした同窓会になることしばし。
会場は自由席なのであいてる席めがけて
偶然座った席の後ろにはなじみの友達がずらり。

いつもはこのコンサートの後においしいものとともに
演奏を終えた富永さんも交えて盛り上がるんだけど
(特に会場のムジカーザがある代々木上原の近くは
おいしいお店の宝庫)引越しがあるのでなくなく
打ち上げはパスしました。
惜しまれるのはそこだけです。

*今日のBGMは省略

さらば大遺言書

さらば大遺言書

大遺言書の最終版。
心なしか他のシリーズより薄めの本書、
読み進めながら「ああ、もう終ってしまうのだ」
という思いがふつふつとわいてきました。
まだ楽しみたいのに、時が過ぎていくむなしさ。
たとえていうなら、HUEYさんのライブの最中、
すごい楽しいんだけど、もうライブがそろそろ終る
ことがわかり、なんだか寂しくなってしまう
その感覚に似ています。
本を読む最中にそういう感覚におそわれるのは
今回が初めてです。

死の予感があったからこそ、なのか、まったくなかったのか
久世さんはこの本の中でこんなことを書いています。

森繁さんの足元にも及ぶまいが、年の初めのこの日、
私は長生きしたいとつくづく思った。


長生きしてほしかったです、本当に
最後の最後に書いたメッセージ。

作詞家の山口洋子さんが<秋庭豊とアローナイツ>に書いた詞の
一節に「春が来たのにさよならね」というのがあった。
たった十二文字の中に、人生の別れの全てが隠されている。


本当にこの詞の通リ、おひな祭りの前日に久世さんは亡くなり
いつかの大遺言書で久世さんが書いていたように森繁さんが弔辞を読むので
ありました。
短いけど、短いだけに森繁さんの悲しみが伝わってくる、弔辞に対しては
変な表現かもしれませんが、味のある弔辞がこの本の最後、です。

今日のBGM
Couple Days Off
Huey Lewis and The News

まさにどんぴしゃで今日から3連休。
この3連休、私は引越しにむけて腕まくり、です。


生きていりゃこそ

生きていりゃこそ

大遺言書シリーズ第3弾。
この本でも森繁節は健在ですし、森繁さんと久世さんの
芝居についての考え方は相変わらず面白い。

しかし、この本で私が目を奪われたのは、
ドラマの名手であるとともに、文章の達人である
久世さんの、数々の本に対する書評です。

その本の特性が明確にわかるとともに
実に紹介文が美しくぐいぐい引き込まれてしまいました。

たとえば堀切直人さんの浅草については
「一つの時代の町の匂いが地を這うように
伝わってくる。一つの時代は関東大震災から
昭和のはじめごろまでの、あの猥雑なくせに
花一輪の香りが漂っていたころである」


花の香りではなく「一輪」の香りというところが
こだわりなんだろうなあ。でもニュアンスはよくわかる。


蜂飼耳さんのエッセー集については
「言葉の一つ一つが瑞々しく織りたての織物のような
文章」


確かに文章は、論旨と表現力と両方の糸が絡み合ってできる
織物のようなものですね。

ジュンパラヒリ 小川高義訳 その名にちなんで については
「小説本来の大きな波に揺られて運ばれていく快感が得られた」

すぐれた小説って確かにどんどん自分が小説の世界に誘われている
感覚を覚えます。なるほど、言いえて妙な表現です。

さて、これだけの文章を書く方なので、言葉に対する厳しさも
人一倍です。

人を励ましたり、力づけたりするときの言葉は
<頑張れ>しかないのだろうか。
あるいはスポーツ選手が、インタビューをうけて
最後に明るく顔を上げていう台詞は<頑張ります>しか
ないのだろうか。
別段間違いがあるわけではないのだが、こうも日常に
<頑張る>が氾濫すると因縁の1つもつけたくなる。
(略)
このごろは<勇気をもらった><元気をもらった>
が目についてならない。
最初は新鮮だった。
ちょっと使ってみたくなる<言い方>だった。
だが猫も杓子も<もらっている>うちにあっという間に
手垢で薄汚れてしまった。怖いのはそれに気づかないで
使い続けることで、他に言い方はいくらもあるだろう。


うーん。確かに。
私も「頑張れ」は安易に使いたくない、と思ってはいるものの
そもそもそうそう言葉を知らないし、
置かれている状況に対して想像力も欠如しているしで
いろいろ考えたあげく無難に頑張れと声をかけること、しばし。
まったくもって情けない限りです。

人に対して、そして、自分に対しても
ありきたりでない声かけができたら
人生がもっと豊かになりそうな気がします。
心に響くメッセージを投げかけられるように
日々、是修行、であります。

今日のBGM
水色
UA

まるで夢の中にいるかのような曲
それこそきれいな海に身をうかべて
ぼーっとしている夢を見ているような、
そんな曲です。
ってこの表現も実にありきたりですな。





豆香房でコーヒーブレイク

豆香房

仕事をはじめる前、お昼のあと、午後なんだかつかれてきて
何度も同じ数字をなぞっていることに気づいたとき、などなど
私はよくコーヒーを飲みます。

朝はマックの120円コーヒー。
これはかなり馬鹿にできない。
値段の割りにおいしいコーヒーです。
そのほかは会社の部費で買っているドリップコーヒー。
こちらはマックよりもさらに安いんで(1杯20円)
まあしゃあない、と思ってのんでますが、
はっきりいってまったくおいしくはありません。

で、会社の同僚からこの豆香房のコーヒーが
なかなかうまい、と聞きました。
10パック入りで600円。つまり1杯60円分。
店舗は、お茶の水と神保町に1つずつ。
神保町で仕事があった際、ものはためし、買ってみました。

で、結果。
いやいや、まず袋を切ったとたんに大げさでなく
コーヒーの香りがふわっと広がります。
さらにお湯をそそぐとさらに香りがわきたつ、わきたつ。
今までのドリップコーヒーではありえない、この香り。
いやあ、これはなかなか。

でもなあ、神保町ってそうそうしょっちゅうはいかないからなあ、と
思ったらどうやらネットで買えるみたい。
しかも私が買った600円版よりもお安いパックも
買えるらしい。
これは素敵。
今のコーヒーをのみきったら、注文してみようかなあ。

ちなみに。
私、家ではコーヒーって飲まないんです。
家では紅茶派。
あまり休日にコーヒーを飲みたい、とは思わない。
コーヒーは、仕事の合間 か、ワインをしこたま飲んで
しつこい欧米系の料理を食べた後、身体が欲する
感じでコーヒーがのみたくなります。
きっと、その時々の環境に応じて、身体が欲する
ものが違うんでしょうね・・。

豆香房のページはこちら

今日のBGM
Bette Davis Eyes
Gwyneth Paltrow

HUEYさんとのデュエット、Crusinでグビネスのボーカルの
すばらしさを以前ご紹介したかと思いますが
ソロもなかなか。
実はとても歌いづらいであろうこの曲も、
さらっと、でもちゃんとグビネス色もだした上で
歌い上げてます。

今さらながら 大遺言書

今さらながら大遺言書

大遺言書の続編。
この続編では、大遺言書でもちらっと書かれていた芝居とはなんぞや?の
久世氏ならではの自論が展開されています。
これがなかなか興味深い。
今見ごたえのあるドラマが減っている理由を、久世氏はこんな風に語ります。

もう三十年も昔「花?これは花の匂いかな?」と言うか
「これは-花の匂いかな」と言うかで
森繁さんと一時間モメたことがある。
「また逢おう」という一言を、相手の顔を見て言うか
あるいは後ろ姿で呟くかで、リハーサルを中断したこともあった。
<それがどうした>と言われそうだが、こうしたどうでも
よさそうなことに拘らなくなってテレビドラマはつまらなくなった。


前回大遺言書で書かれていた煙草の吸い方や小道具への
こだわりも同様であろう。台詞だけではない全身および
醸し出す画面の雰囲気までもがドラマを左右する重要な要素で
ありそこをないがしろに、ただただドラマをとっていっても
深みなど出ない、というのが久世氏そしておそらくは森繁氏の
持論なのであろうと思います。

意外だったのは久世氏が木村拓哉を絶賛していたこと。
私は木村拓哉ってもちろんいわゆるいい男、なんだろうけど
どのドラマもどのドラマもみな、キムタクファンがめろめろになる
ようなまなざし、立ち居振る舞い、台詞回しで統一されていることに
ちょっと辟易していたので

木村拓哉という役者がいる。
いまその全身を撮ってピカ一の役者である。


という文をみて、ちょっとびっくりしたのでありました。

しかし次の文を見て、ドラマがすべて同じ味付けに見えて
しまうのは役者だけの責任ではなく、制作者側の問題も
もしかしたら大いにあるのかもしれない、という気がしてきました。

ところが可哀相に、この人もアップばかり撮られている。
<ヨリ>の絵ばかりで、<ヒキ>がない。
<ヒキ>の絵が偶にあると、滑走路を颯爽と歩く誰がやっても
同じ姿なのだ。
この役者を狭いコップピットに閉じ込めておかないで
もっと自由にしてやりたい。


滑走路やらコップビットやら、なんのドラマのことか
一目瞭然。言われた制作陣は結構きつかっただろうな、この文。
久世氏が木村拓哉を演出したらどう変わったのかしら?
見てみたかったなあ・・・。

さらにいえば
久世氏がご存命だったとして、この連載も続いていたとしたら
先ごろ終った風のガーデンをどう評したかしら?
さすが倉本さん、と絶賛したのかな?
森繁さんはどういったのかな?
どう2人はやりとりしたのかな?

たら、れば、の世界ですが、ぜひ風のガーデンに限らず
昨今のドラマに対する2人のやりとりを読んでみたかったなあ、と思います。


今日のBGM
Wild World
Mr BIG

最近来日してましたね。
私はこの曲ぐらいしか彼らの曲って
知らないのだけど、どんなライブだったのかしらん?
この曲はメロディーラインと後ろのアコースティックが
なかなか素敵な一曲、と思います。


大遺言書

大遺言書

森繁久彌(ひさや)さんがつぶやくでもなく、淡々と自らの人生をふり返る様子を
名うての名プロデューサー久世光彦氏が見事な筆力で再現している本。
お気づきの方も多いかと思いますが、久世氏が亡くなるまで週刊新潮に
連載されていた名作です。
語られる言葉だけでなく、2人の間の静かな間、久世氏の森繁氏に対する
尊敬の念、いつくしみの気持ちまでもがじんわり伝わってきます。

私は森繁さんの「社長シリーズ」の映画が大好き。
上司へのゴマすり、取引先との攻防、
公私混同な出張決済・・・
もー、本当にベッタベタな社内茶番劇で、ストーリー展開が
いちいち大仰なのですが、
あながち本当の会社生活でもまったくないとはいいがたい
ところがすごいところ。
どの役者さんもいい味出してますが、やはり森繁氏の存在感が
ピカイチ。
せっかちで、勝手で、それでいて気が小さくどこかに優しみも
あるという、本当に「いそう」な社長を森繁氏がおもしろおかしく
演じている秀作です。

この本を読むと、なぜ森繁氏の演技がリアリティにあふれているのか
その秘密がときあかされる感じがします。
森繁氏はせりふ、だけでなく、小道具から立ち居振る舞いすべて
その人物になりきっているから、リアルなんですね。
森繁氏はこう嘆きます。

「相手役と同じくらいに、毎朝お茶を飲む茶碗や、履いている足袋や
吸っている煙草の銘柄は大切なものなのです。その役の生活を
芝居以外で表現してくれるそうした物に、どうしてこのごろの役者は
拘(こだわ)らないのでしょう。」


久世氏はそんな森繁氏の名演を文章でこんな形で再現して見せます。

お好きなだけあって、森繁さんは煙草を吸う芝居が絶品だった。
煙草を一本とマッチ一箱持たせたら、喜怒哀楽、どんなシーンでも
見事に演じてみせた。
若いころに連れ合いを亡くした森繁さんの老人が、一人娘を嫁にやった夜
一人で家へ帰ってきた場面を撮ったことがある。
今朝まで娘と二人で暮らしていた郊外の家は電灯が消えていて真っ暗だ。
老人は玄関の鍵を開けて手探りで家へ入る。電灯をつけようとしやめる。
座敷の床の間に飾ってある結納の品がつきの光に浮かび上がる。
老人はその前に崩れるように座る。畳に今日の結婚式の引き出物が
散らばる。座ったまま動かない。
やがて後ろ姿でポケットから煙草を取り出し、やがてマッチを摺って火を点ける。
ガランとした座敷から月影の庭のほうへ煙だけが流れていく。
たったこれだけのシーンだったが泣かせた。


この文章を読んでいるだけでもジンとくる名演、名文です。
こんなエピソードがこの本のここかしこにひっそり息づいています。

ちなみに大遺言書は3冊あります。
面白かったので全部一気読みしました。
順次ご紹介していく予定です。

今日のBGM
Waltz No.6 In D Flat Major, Op.64-1 "Minute"
(Chopin)
Adam Harasiewicz

俗にいう、子犬のワルツ。
この曲をはじめて弾いたのは、小4のとき
早いトリルとかはどうにかなったけど
一番苦労したのは3拍子に4音を入れるという小節のところ。
それまでぴたっと拍子があう曲しかやったことがなかったから
割り切れない音がある、というのがどうにも理解できなかった
のです。
慣れてしまえばむしろ、割りきれないところに面白みを感じますし
そして、ショパンはなぜここに4音を入れたんだろう、その心を
解明してみたかったりもします。

春だから

実は来週引っ越すことになりました。
今住んでるところはもうかれこれ10年以上住んでいる計算。
いやあ長く住んだなあ。

長く住んでると無意識のうちに荷物が増えます。
この際えいっといろんなものを捨てるべく、
クローゼットの中やらなにやら確認してみたら。

いやいやいろいろあります。ガラクタが。
迷わず捨てるものから、捨てるかもっていくか迷うものまで
さまざまなものが家の中に眠っていました。
今日だけでゴミ袋10袋のごみを捨てました。
こんなに無駄にものを買ってはいけませんね。
大反省。

捨てはしないけど、忘れていたもの、もいろいろ出てきて。
クローゼットの書類入れから、むかーしのスポーツ新聞が出てきました。

1つはジャイアンツ槙原投手の完全試合を報じた報知新聞。
もうこの頃は仕事をしていて、試合
そのものはリアルタイムで見られなかったのだけど
槙原投手、大好きだったので、
ニュースステーションやら、プロ野球ニュースやらを
釘付けで見たもんです。
いやあ懐かしい。

2つ目はライスシャワーが、レース中に故障発生で死んでしまった
というニュースが出ているスポニチ。
これ、競馬に興味がない人にはなんのこっちゃ、かもですが
その昔ライスシャワーという名馬がいたんです。
菊花賞や天皇賞というクラッシックレースを制覇したすごい馬なの
ですが、宝塚記念のレース途中で骨折してしまい、そのまま安楽死と
なった悲劇の馬*
ライスシャワーが亡くなった翌日のスポーツ新聞は
優勝した馬、よりもライスシャワーの死のほうが大きく報道されたのでありました。

*馬にとっての骨折は命に関わる一大事。もちろん、治る場合もありますが
重い身体を支えきれず、さらに骨折した箇所から細菌が入り、
全身にその細菌がまわって苦しみながら死んでいくことになるケースも
多くあり、そういった事態が想像される場合には、安楽死という処置が
とられます。

とっておいたところで次いつ見返すかわからない2つの新聞ですが
なんとなく次の家にもそのまま持っていくことにしました。
ちなみに、槙原投手の完全試合の記事が掲載された報知には
「田中義剛ついに牧場をオープン」の記事が出ており
ライスシャワーの記事がでていたスポニチには
「北尾、天龍と真っ向勝負」という見出しの記事が。
いやあ年月感じますね。

私格闘技にはまったく詳しくないので、この北尾氏が今
どこで何をしているかよくわからないのですがどうしているんでしょうね?
外国人力士には品格が伴わなくてどーのこーの、という記事を
ときどき目にしますが、正真正銘日本人力士でも、そういやいたんでしたね。
伝統的でない力士が。
引越しの片づけで思わぬ人物発掘。

今日のBGM
Waltz No.1 In E Flat Major, Op.18 "Grande Valse Brillante"
(Chopin)
Adam Harasiewicz

この曲は、私がピアノの道に進むのはやめて、ピアノはあくまで趣味にしよう
と決めてからはじめて仕上げた曲。
義務感から開放されて接したショパンのメロディーは本当に
華麗で、ああピアノって楽しいなあ、と心底思えたのでありました。
やっぱ私にとって音楽は「生業」ではなく「楽しみ」なんだなあと
いうことを実感した思い出の曲です。



大切な人

大切な人

無名塾を仲代達矢氏と2人でもりあげたのが著者の宮崎さん。
私は無名塾の劇を見たことがないのですが、無名塾の脚本や
演出などを手がけていらした方だそうで。
どうりで筆がたつはずです。

大切な人、というタイトルにある通リ、彼女の大切な人との
エピソードを通じて彼女が感じたこと、学んだことが盛りだくさんです。
やはり話題の中心は家族のこと。
特に彼女のお父様はなかなか、すごい人で、こどもといえど容赦せず
言い分の矛盾点を論破し、諭したようです。

「お前が気づいたとおり、人間というものはなかなか理解しあえない。
それが基本だ。それを忘れないことだ。
だからこそ、理解してもらいたかったら方法や表現をよく考え
冷静に一生懸命に伝えるんだ」(略)
親に愛されて苦労なく育った娘が内蔵する基本的な甘さ、つまり
他者に対する甘えた期待をまず粉砕してから、そのうえで
温厚な礼儀や女らしいコミュニケーションのとり方を教えようと
考えたのはいかにも父らしいやり方である。


その昔に、娘に対してこのような注意を与える父親がどれくらいいたでしょう。
なかなか進歩的なお父様だったのではないかなと想像します。
しかし娘もさるもので、この親からの諭しを、数十年たっても
まだ覚えており、しかも自分の中で咀嚼して、深めているのが
さすがです。

ご両親、ご主人、こども・・・さまざまな人との関係の中からさまざまな
ことを学び取ったあげく彼女はこんな境地にいきつきます。

省みて若いということは実に迂闊なものだ。
多くの大事なことを聞き流し、多くのことに気づかずに
年々老眼の度が進み、見えなくなるものがたくさんある中で
ようやくくっきり見えてくるものがある。
それをもっと大切にしたい。それこそが生きてきたことへの
ご褒美、歳月の恵みなのだから。


彼女は65歳でなくなります。今の世から言えばまだまだお若い
60になるかならないかぐらいの年齢で上記のようなことを
さらっと書いていたわけですよね。
長くいきていらしたら、いろいろ示唆にとんだ作品を
多々生み出していた方だったんだろうな。。。

今日のBGM
I Won't Hold You Back
TOTO

TOTOは嫌いじゃない、けど、ときに退屈に感じてしまう
こともあるんですよね。
この曲もとてもきれいなメロディーなんだと思うけど、もう一味
なんかがほしいなあと思ってしまいます。
一味がなんなのか、そしてどうしてそういう思いに
かられるのか、自分でもわからないのだけど・・・。





芸能ビジネスを創った男~渡辺プロとその時代

芸能ビジネスを創った男渡辺プロとその時代

タイトルどおり芸能におけるビジネスモデルを渡辺晋と美佐で作り上げていく
プロセスを描くドキュメンタリー。

大企業をスポンサーにつける興業方法
よい芸人が安定して仕事に取り組める給与制の報酬体系
番組や楽曲の制作を自社でおこないその権利をビジネスにするビジネスモデル

芸能という特殊世界においても、感性のみでは経営はやはり成り立たないんだな
ということが、数々のエピソードから感じとることができます。

ちょっとびっくりだったのは、クイーンを見出したのも渡辺夫妻だったというところ。
クイーンって最初本国ではいまいちの人気で、日本から人気の火がついたのよね。
ということはつまり、安易に外国のスーパースターを日本に紹介してきた、という
わけではなく、自分の目で彼らの才能を見つけ出し、スポットライトをあてた
ということに相成るわけで。

戦略性と実行力に加えて、卓越した選択眼をあわせもっているんだから
そりゃあ、すごいプロダクションになるはずですわ・・・。
脱帽&納得な一冊です。

今日のBGM
We Should Be Making Love
Huey Lewis and The News

とってもハートウォーミングな一曲。
しっとりとした曲を歌うヒューイさんも当然とっても素敵なのでありました。


演劇ノート

演劇ノート

演劇界の大御所、井上ひさし氏が、各公演のおそらくはプログラムに
書き添えた解説を中心にまとめられた小品集。
もう40年近く前、つまり、井上氏が新進の劇作家という扱いだった
ころの作ものっています。

40年ほど前、井上氏はあちこちの批評家から
「奇抜な新進作家」と絶賛されるものの、
ただ、どうも「思想がない」といわれていたらしい。
思想がないってなんのこっちゃ?って感じですが
言われた井上氏もそこは釈然としなかった模様。
私なりに彼の論をまとめてみると

思想とは
「知識と価値の統合」
だから
人としていきている以上誰でももっているべきものである。
自分はお金をいただく以上、新劇を活き活きと面白いものにしよう
といって、行動しているのであるから、まさにこれこそ
知識と価値の統合、これこそ立派な思想である。

と相成ります。

最後にぴしゃっと締めている一文がなかなかかっこいい。

原爆、公害、沖縄、民俗信仰、なにやら寄せ集めて
詩的と称する台詞をちりばめて思想や哲学がある風を
装うことこそ、思想がない手合いの汚い手つき。
そんなこと恥ずかしくて死んでもやりたくないというのが
こっちの思想


いやあかっこいいねえ。
こんなふうにぴしゃっとしめくくれるんだから
やっぱ昔から只者ではなかったってことですね。

今日のBGM
Don't Fall In Love
Tony! Toni! Toné!

60年代+90年代÷2 という雰囲気の一曲。
適度にムーディー、適度にライトでかっこいいっす。

ロジックゲーム~劇作家8人による~

ロジックゲーム劇作家8人による

渡辺えりこ、三谷幸喜、如月小春といった人気劇作家が各自の演劇観を
語っている本。帯は「演劇論集」となっていますが
「論」というほど堅苦しくはありません。
観衆をひきつける売れっ子たちの筆によるものですから
どれもなかなかおもしろいです。

一番考えさせれたのは成井豊氏の一文。
成井氏は、演じるにあたっては、別の人物を演じるのではなく
どんな人物にでもなれる自由な自分でいる必要がある。
そういう状態になるのはもちろん簡単なことではなく
自分を信じてその奥底までをさらけ出さなければならず
役者が自分の奥底をさらけ出すには、役者に立ち向かって
ダメな部分も含めて認め、ダメな自分がどれほどすばらしい
輝きをもっているか見つけるプロセスが必要、と彼は説きます。

そういったプロセスはもちろん容易なものではなく、
演者と演出家がかなり本気でぶつかりあっていかなければ
ならない。それはハードなことだけど、でもそれは非常に
感動的なプロセスであるようです。

そんなプロセスを日々踏んでいる成井氏はたとえば友達から
相談をうけたとき、どう応えるか?と読者に説きます。
「自分で考えろ」というのか。その答えで本当に友と
向かい合っているのか?
成井氏は読者に本中で説いていました。

うーん、私は友達だから=すべてをさらけだすべし、
とことん向かい合うべし、とはあんまり思っていません。
また自分とは違う意見を持っていても
それを正すべし、ともよほどのことがない限りは思いません。
だって、たいてい、正解なんてどこにも転がっていないものだもの。
仕事では、会議やら調査やらで決まったことを「正解」としてるけど
それすら本当は正解なのか、はだーれもわかっちゃいなく
決めないとことが進まないから仮に決めている、だけの話。

だから成井氏の考えは正直しっくりきませんでした。
ただ、彼の問いかけにより
自分がよしとする人間関係の築き方ってどんなもので
どうしてそういう考えに至ったのか、を考えるよいきっかけに
なりました。
また、そうはいっても、たとえ相手にその一瞬はいやな顔をされても
相手の考えにNOを言わなければならないこともあるはず。
なにが友人にとってベストなのか、はいつも考えていないと
いけないんだろうな。

ということで
演劇の話だけではない、自分の人生観?なんかもちょっと振り返れる本、
といえそうです。

今日のBGM
Heart of Rock'nRoll
Huey Lewis and The News

ヒューイさんたちの曲の中でまさに基本中の基本
といえる曲。
曲の冒頭を「心臓の鼓動」にしようと思いついたのは
メンバーのうちの誰だったんだろう?
この鼓動がまさにライブへの期待をうまく象徴して
います。



Fontaine

fontaine.jpg

昨日、このチェリスト8人組という大層豪華なリサイタルに行ってきました。
ちなみにこの8人の中の一人富永さんは私の幼馴染です。(右から2番目)

8人が色鮮やかなドレスに身をまとい、チェロを抱えて出てくるさまは
なかなか壮観。期待度はそれだけでもググッとアップ。
さらにこの日は、ウエダジュエリー提供の豪華なジュエリーが
彼女達の首もとに輝いていて、こちらにもうっとり。

ま、前置きはさておき。
一曲目はアンダーソンのFiddle Faddle
野球で言えばいきなりスライダーから勝負って感じかな。
先日のWBCでの松坂はスライダーをはずしまくってましたが
こちらのコンサートの変化球はずばり○。
いくらクラッシクがすき、であっても、いきなり凝った
小難しい曲をやられちゃったら正直眠くなるだけ。
この曲はおそらくはみなどこかで耳にしたはずで、
その耳にしたはずの曲がチェロのみでどう変化していくかを
みな観客はまざまざと感じたんじゃないか、と思います。

アンダーソンの次はメンデルスゾーンの春の歌。
耳慣れた曲でチェロの魅力を感じたあと、徐々に
ヨンゲン、カザルスの東方の三賢人、ビゼーのカルメンファンタジーと
いう「直球」に進みます。
特にカザルスについては、徐々に音が折り重なってどんどん曲が
重厚になっていくその過程にチェロの魅力を存分に感じることが
できました。やはりカザルス、チェロの礎を築いただけのことは
あるな、と実感。

休憩をはさんで、ミュージカル マイフェアレディー・サウンドオブミュージック
のメドレー。
この2曲も変化球っちゃ変化球だけど、球種で言えばゆるいカーブって
感じ。原曲は、心うきたつポップな調子だけど、このアレンジは実に優雅。
ミュージカルのダンスというよりは、ワルツの趣。
クラシックミュージシャンらしい実に美しいアレンジと感じました。

次にドボルザークの母の教えたまいし歌のチェロバージョン。
恥ずかしながら私、原曲を聴いたことがないので、
原曲と比較してどうこう、はいえないのですが、まるでチェロのために
書かれたかのような、重厚さを感じる一曲でした。
アレンジをチェリストであり、作曲家でもある
山本祐ノ介さんがされたそうで、チェロを知り尽くした人のアレンジで
そこに技量のある8人が全力で応えたってとこなんでしょうか。

最後はヴィラロボスブラジル風バッハ。
これはそれこそ8本のチェロのために書かれた曲だそうで、
序奏、前奏、フーガと進むにつれ、チェロの魅力がどんどん
開花していく様子が感じ取れました。

アンコールの涙そうそう、トウナイトでコンサートはおひらき。

チェロのことをそうそう知らなくても、チェロが好きで好きでしょうがない
人も両方楽しめたコンサートだったのではないかな?
富永さんのブログ(リンク先から見られます)には次は大ホールという
野望が書かれてましたが、観客としては、大ホールで聞いてみたいなという
思い半分、響きのよい小規模な会場でじっくりチェロの魅力を楽しみたい
思い半分というところです。
ま、次はどこでやるのか、今の時点では不明のようですが、
またチェロの魅力を華やかに伝えるコンサートで、私たちを楽しませて
ほしいな、と思いました。

*今日のBGMは省略です。

coco壱番屋 チーズカレー

coco壱番屋 チーズカレー

私はTVに、とくにアメトークにめっちゃ影響されやすい女です。
餃子の王将芸人を見てから、王将の餃子の味を覚え
残業に疲れると餃子を持ち帰ることが増えたし
家電芸人を見れば、最新のIPODがほしくなるし
(結局買わなかったけど)

で、先日カレー芸人なるものがありまして、そこで紹介されていた
COCO壱番屋チーズカレーというのがめちゃくちゃ気になりまして。
近所にチェーン店があったんで、行って食してみました。

カレーのチェーン店って入るの初めてだったので知らなかったんですが
辛味とかご飯の量とかいろいろ調整ができる模様。
チーズカレーというカレーも存在しますが、たとえばビーフカレーとか
チキンカレーにチーズをトッピングする、というのも可能らしい。
トッピングはチーズのほかにもにんにくやら
ゆで卵やら、変り種では納豆なんてのも(!!)
ありました。私は初心貫徹ポークカレーにチーズをトッピング
辛味は2辛というのにチャレンジ(20円アップ)

で、味ですが。
カレーは本当にごくスタンダードなお味。
スタンダードだけにチーズが結構あいました。
で、辛味を足しておいたのは正解でチーズがカレーを
めちゃくちゃマイルドにするんですよね。
辛いもの好きな人は辛味2以上にすべし。
私は2でもちょい物足りなかったので次食べるなら
辛味3かなあ。

カレーとチーズってあわせるようになったのって
本当にごく最近だと思うけど、この組み合わせを
見つけた人はすごい!
高級な味ではもちろんないし、本場インドには
ありえない味な気がするけど、でもほんと
おいしかったです。

私のようにアメトークでCOCO壱番屋に向かった
人、多いんだろうなあ。この不況ですがこのお店の
売り上げはあがったんじゃなかろうか?

今日のBGM
Trouble in Paradise
Huey Lewis and The News

この曲は今年で2回目の登場。
ライブで演奏されることもきわめて多い曲。
スローだけど彼ららしいパワーも奥底に感じる一曲です。



コラムの逆襲

コラムの逆襲

小林信彦氏が1999年から2002年に書いた映画演劇を中心としたコラム集。
私は99年から2002年ってまったく、といっていいほど映画を見ていないので
書かれている映画のほとんどが?だったのですが、
映画好きでない私にもなぜその映画を面白いとおもうのか
小林氏の考えはわかったし、その映画の魅力はひしひしと
伝わりました。
見たことのない人にその魅力をきっちり伝えられるのはやはり
筆者の筆の力の賜物。
私にとっては逆に「これから見てみたらいい映画」の参考になりました。

?ばかりの作品紹介の中で
唯一そうそうとひざを打ったのは藤山直美についての一文

「天才の子が天才というまれなケース」
「ご本人には失礼だが、これはもう、寛美さんの霊がついているとしか思えない。
このおかしさは只事ではないのだ」
「プログラムに大竹しのぶが<直美さんのおっかけになろう>と決意したと
書いているが、芝居好きな人にはたまらないものがある。
もうハマッたのかなあ、ぼくも」


私は藤山寛美さんの芸は見たことがなく、直美さんの芸しか
見たことがないけど、いやいや彼女の芸は本当に見事。

私が藤山直美さんの芝居を見た際は
実は藤山直美さん目当てでいったわけではなく、
ダチョウ倶楽部の上島竜兵、中村勘三郎という組み合わせに
目を奪われ、いったいどういう出し物になるんだろう、と
興味本位ででむいたのが最初なのだけど
目当ての2人よりも直美さんの芸に目が釘付けになりました。
あの勘三郎さんが、なんというか、直美さんの芸に惚れて、直美さんと一緒の
舞台に立っていることを心底楽しんでいる様子が見て取れて。
大竹しのぶさんじゃないけど「次も彼女の芝居がみたい!」という思いに
かられました。
そういいつつ、なかなかスケジュールがあわずに見れずじまいなのだけど。
小林氏の文章を読んでまた彼女の芝居が見たくなりました。

今日のBGM
Walking With the Kid
Huey Lewis and The News

Small Worldにおいてはちょっと異色なノリの一曲。
明るいけど渋いかっこよさが漂う一曲です。

Virgin Cafe

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仕事で品川に行ったら、こんなカフェ発見。
どんなもんかいな?と中に入ってみました。

食べたのはこのオムライス

09-03-06_001~001

ま、正直言って味は普通。
でもかかっている音楽はJohn MrazからAnita Baker まで
年代もジャンルもさまざま。
でもうるさすぎず、静か過ぎずただの有線とは一味違うBGMを
楽しめました。

カウンターに大きなスクリーンがあるんだけど昼はそのスクリーン
には特に何もうつっていませんでした。
おそらく夜はここにPVとか写すんじゃないかな。
音楽のボリュームももうちょっとあがるんでは?と予想。
こういうカフェでちょっとビールを飲んで景気づけして
そこからどこかに遊びに行くなんてできたら、
いいかもなあ。

と思わせるカフェでした。

今日のBGM
Tchaikovsky:
The Nutcracker, Op. 71 - 8. Act 1: The Nutcracker Battles Against
The Army Of The Mouse King
Valery Gergiev; Kirov Orchestra


今日と昨日とでBGM逆なほうがよかったですね・・・。
チャイコフスキーのバレエ音楽は本当に耳心地がよく
いつ聴いても気持ちが浮き立つ音楽です。

私の舞踏家手帖

私の舞踏家手帖

淀川長治氏によるバレエの本。
評論とはちょっと違っていて、彼が感銘したバレエを、素直に書き記した
エッセーと評論の中間にあるような本です。
そもそも私は淀川氏=映画という認識だったので、バレエをこんなにも
昔から眺め、愛していた人だとは知りませんでした。

彼の文章はいつも「作品のどこがすばらしいか」を語るのが恒例ですが
この舞踏家手帖もその例にもれません。
・・というか、連載とかTVのレギュラー番組とは異なり、何十年と
それこそ彼が少年の頃から見てきたバレエの中から本当に自分が
感動したバレエをきりとってその感動を記しているので、もう本の端から
端まで絶賛の嵐。本にのっているほとんどの舞踏家の舞踊を私たちは
もう見ることができないわけですが、そんなにすばらしいのなら見てみたかった
なあと思わせる文章が盛りだくさんです。

で、さらにすごいのは、映画でなくても、舞踏でも、そしてTVでなく文章で
あっても、淀川節は健在であること。
日曜ロードショーの語り口そのままの、文章がここかしこに繰り広げられています。

アンナパブロワの白鳥の湖についての一文

白鳥が死ぬ、もう死ぬ。そのこわさ。
一階二階三階すべての席がシーンとなった。
白鳥はまだもがいている。
一階二階三階から声のない声が聞こえた。
”白鳥さん死んだら駄目”
ところがその白鳥の喉が哀れにも舞台の床に崩れ落ちた。
両手(翼)が、白い雪がとけてゆくように、やがて舞台で
動かなくなった。
アーッと思った。死んだと思った。
そう思った瞬間、白鳥はその両手の羽をもう一度
けいれんするように力いっぱい震わした。
そのとき両方の羽根から小さな羽毛が飛び散った気がした。
そして白鳥は死んだ。


なんだか耳元で淀川さんがささやいているような
そんな錯覚を感じる一文です。

ほめるときはとことん、出し惜しみせずほめるという
淀川精神を感じる一文もてんこもり。
たとえばローランプティについては

ローランプティは私のバレエの神さま、
ローランプティはパリのダイヤモンド
ローランプティは黒いダチョウの羽毛の中のムラサキダイヤ
ローランプティはパリの三日月


ここまで激賞されたらローランプティも本望というものでしょう。

写真ですら見たことがないバレリーナの様子が
まざまざと眼下に広がる淀川ワールドにくらくらする
一冊です。

今日のBGM
I Believe
Take6

人の声の表現力の深さ、広がりに
驚嘆するばかりの一曲です。
これぞTake6

余命三か月のラブレター

余命三ヶ月のラブレター

食わずに死ねるかに続いて2冊目の鈴木ヒロミツさんの本。
食わずに死ねるか の表現力、人に対するあたたかさの記憶が
私をこの本にいざないました。

食わずに死ねるか、は、鈴木氏本人の筆による本のようでしたが
この本はライターの聞き取り取材によるもの。
本当に死の直前におこなわれたインタビューのようで
おそらくは本人が文章を書き起こす余裕はなかったのでしょう。

芸能界をいきてきてのエピソードも盛りだくさんですが
やはり、死を前にした彼の葛藤や、悟りが心に残りました。

その頃の僕の頭の中はありとあらゆる「二度とできなくなる」
ということでいっぱいでした。何を見ても「もうこれで最後だ」
と思うんです。「もう二度と妻に会えなくなる」「もう二度と
楽しく食事ができなくなる」・・・って。
ベットサイドのライトを見ても「もう二度とスイッチをいじれなくなる」
とか考えちゃってね。
意味もなくライトをつけたり消したりしました。
おかしいでしょ?
でも死を目の前にすると、ベットサイドのライトですらいとおしくなるもの
なのです。


いつだったか、気の合う友人で久々にあつまったときに
一人の友人が「一瞬一瞬を大切にしないといけないよ。
この一瞬がなにかの最後かもしれないって私最近思うように
なったの。だからこんな風にみんなで集まったときとか
ちゃんと写真とかなにかに残さないとなって思うんだ」
なんて言っていて、何を大げさな、という思い半分
確かにいつどこで何が最後になるかわからない、という
思いも半分で彼女の言葉をきいていたっけ。

彼は一方でこんなことも言っています

でもね、考え方を変えれば世の中には突然の事故でなくなる方も
たくさんいらっしゃる。だけど僕は三ヶ月ももらえた。そのおかげで
妻や息子にいろいろな話ができたし、たくさんの方に手紙を書くことも
できた。そして、こうして本を通して応援してくれた皆さんにお礼を
言うこともできました。だから幸運だと思います。


ここまで悟りをひらけるってすごいなあ。
実際彼はこのインタビュアーにも死の直前お礼の手紙を
送っているそうで、その結びは「一杯やりたかったなあ」だった
そうです。
本当に素敵な人だったんですね。。。

今日のBGM
Bad is Bad
Huey Lewis and The News

彼ら独特のドゥーワップが味わい深い
すばらしい一曲。
アルバムのはスローテンポだけど
ライブで時々やってくれるスピーディー
バージョンもかっこいいよ!

Vin chaud

vin chaud

東京近辺関東地方は、今日はひな祭りで実はもう春の呼び声も近いというのに
雪がふりしきる一晩とあいなりました。
明日の通勤を思うとちと気が重いけど
でも雪の夜ってなんだかしんと静かになるから、結構好き。

で、ふと「VIN CHAUDのみたい!」という衝動にかられました。
VIN CHAUDとは、ようはホットワイン。
ちょっとスパイシーででも甘くて身体がじんわりあったかくなる
冬には格別の飲み物です。
はじめて飲んだのはストラスブールの屋台。もちろん季節は冬。
外が寒かったから、というのもあるけどそれはそれはおいしゅうございました。

あの屋台で飲んで以来まったくのんだことはなかったのに
今日になってなぜに突然のみたくなったのかは我ながら疑問。
作り方もよくわからなかったけど、いろんなネットの書き込みを見ながら
家にある材料と、頭の片隅にあった味の記憶とで作ってみました。

<材料>
赤ワイン 200ミリリットル
はちみつ 適量
しょうが ひとかけ
はっさく 半個


<作り方>
赤ワインを沸騰させる。
はっさくの皮をむき、適当に指でちぎったものと
しょうがを沸騰させた赤ワインに入れしばらくおいておく。

再度沸騰させながら、蜂蜜をいれてとかす

出来上がり

ワインは安物で十分。っていうか高級ワインじゃもったいないし
むしろおいしく作れない気がする。
私は台所にあった料理用に買っといた1瓶350円という破格の
ワインを使用しました。

材料からして相当邪道。普通はオレンジやレモンなどを使い
かつかんきつ類の皮も使うはず・・・ですが、はっさく、意外にいけました。
苦味があるのがVIN CHAUDにあうんだと思います。
邪道でかつ相当手抜きな作り方の割にはおいしくできました。
ずばり、これ、はまりそう。
これからしばらく夜寝る前にVIN CHAUDを飲んで寝る毎日に
なりそうです。

明日は早く会社に行かないといけないし、雪が積もっているから
通勤にも時間がかかりそうだし今日はこれにて
おやすみなさい~

今日のBGM
Symphonic Poem Don Juan, Op.20
Richard Strauss
London Philharmonic Orchestra

夜眠りにつく前に聴くにしては大仰過ぎたなあ。
そういう意味では失敗。
それこそ、なんか一勝負(?)しにいくときにでも
聴くとよさそうな、壮大でとてもきれいな曲です。

フォークソングされどわれらが日々

フォークソングされどわれらが日々

フォークソング。
その昔は確実に一時代を築いたジャンルであり
もちろん今も残り続けているはずのもの。
しかしフォークソングとは何か?といわれて
明確に答えられる人はごく少数と思います。
現にここでフォークソングシンガーとして選ばれし13人(組)
のアーティストも13人13様の回答をしています。

「夢を与えること」が歌の使命、と南こうせつがいえば
「自分を励ますために歌った」と西岡たかしは答えます。
当たり前だけどみな微妙にいうことは違っています。
しかし人のためであれ、自分のためであれ、大事なのは
伝えたいメッセージがあるかどうか、なんだろうと思います。

「社会を斜めに見るとか、みんながタブー視している問題を扱うだとか
トピカルソング-時事ネタを歌いこんだ歌をそういうんです-そればかり
ではないですけど、そういう自分達のメッセージを歌にこめるというのが
フォークソングだったんです(なぎら健壱)

「ボブディランはことあるごとに、「私はメッセージシンガーではない」と言っています。
でも彼の曲を聴いているとメッセージがびんびん伝わってきて、僕達を勇気づけてくれる。
若い頃は「そんなこと言ってるけどちゃんとメッセージを伝えているじゃないか」と
思ったけど、そうじゃないことがようやくわかるようになった。あのメッセージはもともと
フォークソングに内包されていたものなんだってね
」(小室等)

表面的にメッセージめいたことをなぞらえた歌と
アーティストが本当に自分の内面にむきあったり
素直に自分の情感を歌った歌とでは
あきらかに受けとる印象は違います。
ま、軽い歌ももちろんあっていいけど、メッセージを感じることができる
歌との出会いは貴重です。
で、やっぱりメッセージは自国語のほうがぴんとくるし、響くわけで。
今の日本の才能あふれるアーティストから、これからも人々の心に
残り続ける、心に「ずん」とくる歌が生まれてくるといいなあと
この本を読んで思ったのでした。

ただ。
ここで紹介されているアーティストの大半は私にとって
未知であり、過去な人であったのも事実。
私ですら、そうなのだから、いまどきの若者なんて
ここの本に紹介されている人たちって
名前すら知らない人なのではと想像します。
音楽のうつりかわり、人の心の移ろいやすさも
この本から感じたことのひとつです。

今日のBGM
Tattoo (Giving It All up for Love)
Huey Lewis and The News

ヒューイさんたちの曲は、なぎら氏がいうようなメッセージ性は
もしかしたら少ないかもしれません。
でも「人生って楽しいもんだよね。捨てたもんじゃないよ」
というメッセージを私はいつも彼からもらっているような気がしています。
気のせいかもしれないけどね。




そして音楽が始まる

そして音楽が始まる

同タイトルの番組で紹介された曲を何曲かピックアップして
紹介している本。主には70年代のいわゆるフォークソングが中心となっています。

サボテンの花の歌詞は財津和夫氏がひとり洗濯をした際に浮かんだ
シャボンの輪から生まれていた、
アリスの「チャンピオン」は一人のとあるボクサーとの出会いが生んだ
などのエピソードなどがもりだくさん。

音楽はよく「音楽の神様がまいおり」て曲ができた、なんてことが
よく言われます。主にはそれはメロディーをさしていたりすることが
多い気がしますが、歌においては詞もしかりということが
この本でより強く感じることができるかと思います。

いずれにせよ、70年代から80年代の楽曲に慣れ親しんだ
人もそうでない人もそれなりに楽しめる本ではないかなと思います。

今日のBGM
Hope You Love Me Like You Say You Do
Huey Lewis and The News

彼らの初期のアルバムにしては珍しく、彼らが作詞作曲に絡んでいない
作品。でも実に彼ららしいあたたかいハートウォーミングな一曲。